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『20代で得た知見』語るのは結局表紙のこと


読み始めたのは結構前で、だらだらと読み続けて約一ヶ月、やっと読破した。

素晴らしい内容が書いてあって、「おおこれは私の人生に記した方がいい言葉だ」なんて一丁前に感銘を受けて、付箋を貼ってみたりもして。
私の持つ『20代で得た知見』は色褪せた黄色い1cmくらいの付箋がピヨピヨと頭を覗かせていて、少し可愛い感じになった。黄色は、表紙のゴールドの装飾に合わせた。満足。

ところで、はじめは表紙のデザインをあまり見ていなくて、なんかピカピカしてる〜くらいにしか思ってなかったの。
本屋さんで頭より高い棚にあるおすすめエリアにずらーっと並んでる時に違う角度から見ることができて、やっとそれが「人と人がキスする2秒前」みたいなイラストだと気付いた。

私はキスにめっちゃくちゃ夢を見ている。正直、自分でも引いちゃうくらいには。
昔からキスといえば「真実の愛のキス」一択。毒で死んだはずの姫を蘇らせ、眠れる姫を呪いから救い、人魚にかけられた期限付きの魔法を永遠のものにする。昔のプリンセスは全員例外なく最後に幸せ溢れるキスをして幕を降ろす。

ディズニーに浸りきった幼少期のおかげで、キスは人生の幸せの象徴なんだと思っていた。

でも大人になって、いざそういう経験をして、第一印象は「は?これだけ?」だった。
他人の顔が近付いてきて、許容範囲を超えたから防衛本能で目を閉じて。その間に何かが唇に当たる、なに?と思って目を開けたら満足げな相手の顔が視界いっぱいに広がる。気持ち悪。

客観的に見れるわけじゃないんだから、思ってたのと違うのは当たり前と言えば当たり前なんだけど、期待しすぎて超ガッカリした。

この本は表紙の通り恋愛やら結婚やら離婚やらの話ばかりだったから、失恋したてで色恋沙汰と距離を置きたいと思ってる今は読むべきじゃなかったな。素敵な本を一時の感情のために腐らせた気がしてちょっと後悔。また心が潤った時に読み直そう。

くだらないことを羅列したけど、はじめての内容がこんなに過激で大丈夫なのかしら…まぁこの本は話題になってるから、いかに素晴らしい作品であるかは皆さまよくご存知だろうし、そんなわかりきったこと書かなくていいかー。と思ったまでだから。

これから12/19までに20冊を読み終えてアウトプットする という宿題を会社からもらったので、この場を借りて、24歳の女がうだうだ話していこうと思う。

では、どうぞお手柔らかにお願いします。


なみ


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