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旦那飯は韓国料理 80/ ゴンククスと祇園祭の思い出のはなし


大豆をすりつぶして作る豆乳は濃厚
じゃが芋のおかずは一品あると助かります❗️緑のはピーマンではなく青唐辛子

京都の夏は暑さに湿気がプラスされて、じっとりと重い。
それゆえ食欲がなくなる。
そんな日にゴンククスは最高❗️
冷たいし、あっさりしているし、素麺が食べやすい。
何より作ってもらえるのが、ありがたい。

愛犬プクもカット

暑さが酷かったし、プクもカットしてもらった。
少しは暑さマシになったかな?

そんな暑さのなかで、今年は祇園祭が行われている。

祇園囃子は鉾町により微妙に違うらしい

父の実家は鉾町だったのと、母の実家も近くにあったから、祇園祭には祖父母に会いに行っていた。

街中はいつにも増して、すごい人口密度になるので、本当は行きたくないけど、この日には夜遅くまで遊んでても叱られない上、小遣い稼ぎにはうってつけだった(笑)

中学生になって、友達と一緒に浴衣を着て祇園祭へ行った。
さすがに夏祭りに浴衣を着るとテンションはあがる❗️

全く前に進めないくらいのときもあったなぁ〜

しかし、あまりの人の多さと、暑さに気分が悪くなり、帯をゆるめたらほどけてしまった!
友達に手伝ってもらいながら、なんとか祖母の家に行こうとした時、憧れの先輩とすれ違った!
しかし、隣には手を繋ぐ彼女らしき人の姿が…。

しんどいわ、帯ほどけたわ、失恋までして、祇園祭は最悪や!!

幸い祖母の家があるから、帯は直してもらえたけれど…、気持ちは直せず、そこから祇園祭は嫌いになった。

炎天下で鉾をひいたり、お囃子をしたり踊ったり…お疲れさまです

もともと祇園祭は、街の中心部のお祭りで、洛西に暮らす私には、直接関係ないお祭りだった。
巡航はもっぱらテレビ中継でみていた。
それでも若い頃は、それなりにお祭りを楽しんでもいたが、あんなこともありトラウマもできてしまい、祖父母も亡くなり、ますます遠いものになってしまった。

鉾が建ちはじめると通行止めになり、道が混んで、観光客がいっぱいで身動きがとれなくなる。
鉾が巡航するときに自転車で出くわしたら、最後。その場から動けないし、おかげでバイトに遅れたこともあった。
祇園祭と直接関係なく暮らしている私には、なかなか厄介なお祭のひとつとなってしまった(笑)。

でも、そんな祇園祭を支え、守っている方々には頭が下がる思いだ。
ここでも「好き嫌いと感謝は別」
だと感じている。

長い間伝統を守り伝えていくことは簡単ではないし、賃貸マンションが増え、ご近所付き合いが希薄になっているこの世の中で、地域をあげてなにかをするのは大変で、街の真ん中となればなおさらだ。
だから、町内によっては住む場所は関係なく有志をつのって運営しているところもあるそうだ。

私はそれには賛成だ。
やりたいひとが、やるほうがうまくいくとおもうからだ。
大切な守るべきことは守りつつ、そのやり方やスタイルは今にあったものにしていくことも、伝統を語り、伝えるには大切なことだと思っている。

祇園祭はもともと疫病退散のためにやったらしいから、今にはピッタリだ。
正直、祇園祭の中継を見て、人の多さにヤバくない?とも思ったが、なんとか今の状態から抜け出して、安心して暮らしたい!
そんな皆の思い垣間見えるようだった。

祇園祭がきっかけで、感染者が減りますように。
そして、疫病退散しますように。

今は心からそれを願う。


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