カワセ家の夕べ

昨日の私は、カワセモモカ11歳だった。
そして、息子はカワセタラオ5歳、娘はカワセハルカ31歳、次女はゴマちゃん（犬）だった。

そう、これは娘による娘のためのおうちごっこの設定だ。
さて、カワセ家はお風呂に入る。
母の言うことは聞かずとも、モモカの言うことは聞くらしいこどもたち。
「ねぇ、お風呂に入るわよ！」
この一言で
「はぁい♡」
ご機嫌な返事が返ってくる。

お風呂の中でもおうちごっこは続く。
ハルカママ(31)は子供たちに何でも買ってくれる。
「おもちゃ買ってあげるわ！」
「アイスも買ってあげるわ！」
長女の理想とする母親像がうかがい知れる瞬間。
「ママはばぁばくらいお金持ちだから大丈夫よ！」
娘はばぁばがお金持ちだと思っていることも発覚。
「パパはお金がないからこれからはママに言ってね！」
パパは貧しいと思っていることも同時に露見。

暴君息子はタラオになると従順な性格になるらしい。
「モモカが頭を洗ってあげるわ」
と言えば、あははとご機嫌に頭を洗わせてくれる。
モモカ強い。
シャンプーもすすぎも終始ご機嫌だった。

そして、つられるようにしてハルカママも洗髪。31歳であるはずのハルカは娘モモカ(11)にご機嫌で頭を洗われていた。
そして、また、アイスを買ってくれた。ハルカは気前がいい。

因みに、その間次女は発語できる数少ない単語のうちの一つ、「わんわん」をリクエストされたタイミングで見事に発声し、素晴らしい演技力で愛犬ゴマを演じきった。
なんてできる子。

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