まだ、これから。
とりあえずよさこいが滞りなく終わった。
夫の姪っ子(中学生)が、義母と一緒に我が家へ来てくれて、なんということでしょう、娘におしゃれなメイクをしてくれた。
バレエを習っていたときに姪っ子が使っていたというそれはカラフルなお道具を持ってきてくれて、娘の右頬に可憐なお花を描いてくれた。
左目の端にはアイラインから繋げて蝶々。
唇には赤いティント(グロスでも口紅でもなく、ティント、だそう。初めて聞いた単語ティント)をのせてくれた。
娘はそれはもう嬉しくてにこにこだった。
演舞のあいだも終始にこにこだった。
泣きたいほど、ありがとう、姪っ子。
結婚した頃はまだ三歳だった彼女が、私が産んだ子どもにメイクをほどこすという、なんだかにわかには信じ難い光景だった。
時の流れと人間の成長の凄まじさみたいなものを見た。
私にとっての、ついこの前から今日までのほんの短い間に、彼女は濃密に成長して、こんなにおねえさんになったのねぇ、なんだかミラクル、時間のいたずら、命の神秘、人類の不思議と思ったりした。
娘もきっとあっという間に成長して、私がうろうろしてるうちにおねえさんになっているのだろうね。
嬉しくて淋しい。
あれこれ書きたいことはあるけれど、とりあえず明日は運動会だから、お弁当を仕込まないといけない。
泣かないよ。
また読みにきてくれたらそれでもう。