子供部屋の断捨離

子供部屋の片付けは親には複雑で重たい。

子供はとっくに成人しているのに、なかなか手をつけられなかった。子供部屋として明け渡してから一度も開けない押し入れを開ける。いつかは手をつけねばならないからだ。

お洒落に血道を上げた頃の通称「黒歴史服」がぎっしり。一度子供自身で断捨離した記憶もあるけれど、あれ以来増殖していたのね。。泣きたいやら口元が緩むやら本当に複雑。そして衣類は量が纏まると重たい‼️

衣類は子供が着ていた頃を思い出させる記憶装置というか脱け殻みたい。幼かった頃(といっても断捨離能力がついてからの年齢)の記憶が甦りつつも処分を思い切らねばならない。全部は取っておけないのだ。

今時は寄付も喜ばれない。シンプルな色とデザインでも僅かに流行があるし、好みだけでなく古着としての許容範囲も個人差がある。
誰か着てくれないかなぁ、は時に暴力的でもある。小さな親切のつもりは大きなお世話を通り越して迷惑になることは、最早有名だと思う。

それでも綿100%のものは幾つか残した。親さんが孫へのプレゼントは手作りでお金を掛けないでくださいと仰るので、素材として良さそうなものを数点。
孫の祖父さん(元夫)から子供が貰った服は例外として捨てる。メンズの服をコーデしたい時に子供が着ていたのは覚えているけれど、こんなものがあるから私には良くない。あとアホみたいに前ジッパーのパーカー率が多くてリメイク面倒くさい。笑

以前に業者を読んだ話も書いたけれど、倉庫のみで済まずこんな風に元夫を思い出すものが出てくるのも重たい。子供が好んで着ていた頃は我慢もしたけれど、今はもう我慢から解放されて良いよね。

何で子供は実家に二度と使わない衣類を平気で置いていくのだろうと、昨日から急に暑くなり汗ばみながらふと頭を過る。
「もう要らないから捨てといて」と本人が言えるものなら自分で捨ててよ。。

子供の作品などは取っておく。二度と同じように仕上がらない子供時代の足跡。こういうのは大事。

今日は指定袋の一番大きいのがパンパンになったところでおしまい。一度に出せる数が決まっているから。
あと私は一度にあまり重たいものを幾つも運べない。

押し入れを初めて開けたら扉ギリギリまでテトリス状に衣装ケースや段ボールがぎゅうぎゅうだった。衣装ケース1つは空っぽにした。

衣装ケースも専用の鋸で真っ二つにすると指定袋に入る。合成樹脂なので粘りがあり、以前切った時は修行のようだった。底は厚いが側面は薄く、油断すると鋭利にヒビが入るので、やる方は気をつけてね。

思い出と闘う断捨離は疲れる。。

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