見出し画像

2022卒学生に聞く新卒採用シリーズ⑤もともと第一志望ではない会社に内定承諾を決めた瞬間とは

こんにちは。今日も皆さまお疲れ様です。

「顔の見える就職と採用」を実現すべくお仕事をしています、株式会社パフの石河です。

最近、就活を終えたばかりの2022年卒の学生さんと一緒にウェビナーを実施したのですが、目から鱗?耳が痛くなる?そんなような学生のホンネがたくさん語られていたので、Noteを使ってシェアしようと思います!

2022卒学生に聞く新卒採用シリーズ、第5回目(最終回)は「もともと第一志望ではない会社に内定承諾を決めた瞬間」について、当日のウェビナーの内容を抜粋しながらお話しできればと思います。

1)登壇してくれた学生

学生A(男性/22卒/関東私立大大学院理系/文具メーカー志望→装置メーカー就職)※以下Ⓐ
学生B(女性/22卒/関東私大文系/BtoCリフォーム業界志望→BtoB人材コンサル就職)※以下Ⓑ

2)Case1:志望していた文具メーカーではなく、装置メーカーに承諾した理由

Q:もともとどうして文房具メーカーを志望していたの?
Ⓐ:大学に入る前から文房具(シャーペン・ボールペンなど)を見ていて好きだったので、将来作りたいという気持ちがあったからです。

Q:文房具メーカーから変えた理由は?
Ⓐ:理由は二つあります。一つは、業界研究をする中で文房具業界は成熟しきっていることを知ったのですが、自分の軸として「成長したい」という想いがあり、今後文房具業界は難しいのかな、と思ったからです。もう一つは、自分でも文房具やアイデアグッズは知識を活用すると作れそうと思ったからです。装置などの大きな機械は自分一人で作れないと思いから、志望企業が変わっていきました。

Q:具体的にどのフェーズで志望度が大きく変わったの?
Ⓐ:インターンシップです。実際に文房具を作ったり、文房具業界のお話を聴く中で「今後大丈夫かな」と思ってしまいました。内定先の会社は作る「モノ」というより働き方が魅力的だと感じました。社員の方の「働き方」も、決め手になるんだなと思います。

Q:その「働き方」とは待遇?ホワイトさ?それとも社員の方の働くへの向き合い方?
Ⓐ:インターンシップで毎日違う社員さんと会って、会社について良いところも、悪いところも話してくれたことで話しやすい会社だなと感じました。
人事の人たちだけでなく、みんな良いところも、悪いところも言ってくれる・見せてくれるのは信頼できると感じるからです。
短時間の説明会やインターンシップは、人当たりがいいだけでなく用意されたことでいいことしか言わない印象があって、(就活生用に)作っているのかなと感じていました。つまり、台本があるように感じてしまい、ホンネ感がない印象でした。質問にしか答えてくれない社員さんより、自分から就活生にとって役に立ちそうなことを発信してくれる社員さんの方が信頼できると思います。

Q:もともとの第一志望(文具メーカー)が何をしてくれていたらその会社に決めていたと思いますか?
Ⓐ:海外進出してくれていたらよかったです。事業的に海外展開していて、拡大していたらチャレンジできそうだと思えたと思います。

Q:最後の決め手・瞬間はどんなもの?第一志望が変わった瞬間は?
Ⓐ:選考が全て終わったタイミングです。内定をもらえるまでは「内定貰わないと働けない!」と思い、第一志望を考えるのが難しかったです。いざ2社から貰った時に将来性や働き方を考えて、今の承諾先に決めました。

Q:文具メーカーも「BtoC」、装置メーカーは「BtoB」。そこについてもどう思う?
Ⓐ:BtoC企業の方が元々名前が知られている場合が多くて、僕自身そのほうが安定している、大きい会社なのかなと思っていました。しかし、就活を始めてみると、自分が知らなくても実は業界シェアナンバーワンだったなど、優良な企業と理解することができ興味を持てました。まずは知っていくことが大事だと思います。

3)Case2:志望していたBtoCリフォーム業界ではなく、BtoB人材コンサルに承諾した理由

Q:もともとどうしてリフォーム業界を志望していたの?
Ⓑ:自分の強みが活かせると思ったからです。人と深くかかわるのが好きで、中長期的な繋がりを作れるような仕事だと楽しんで仕事ができると思っていました。相手の過去・現在・未来の話を聴きながらかなえていくような仕事が合いそうだと当時は思っていました。

Q:人材業界の会社に入社することにしたきっかけは?
Ⓑ:正直、人材業界はあまり見ていなかったです。でも、1社だけ気になっている会社があって、その会社の選考だけは受けてみようと思ったことがきっかけです。

Q:具体的にどのフェーズで志望度が大きく変わったの?
Ⓑ:選考フェーズです。人材業界への先入観から、人材業界の仕事は向いていないと思っていました。でも、たくさん企業のことや仕事のことを見せてもらえたことで「向いていないのではないか」という不安を払拭してもらえたことが大きかったです。

Q:採用担当者の行動は志望度に影響する?
Ⓑ:悪いところも見せてくれることや、今後の進路・就活全般等の学生の悩みに対して答えてくれることは、いいなと感じます。選考状況を一方的に聞かれるのは良く思わないです。
実際、選考フェーズ中で体験したインターンシップでは、業務担当の人だけではなくて人事の方も一緒に一日の振り返りをしてくれたことに助けられて、寄り添ってもらえた!という感覚がありました。

Q:もともとの第一志望(リフォーム業界)が何をしてくれていたらその会社に決めていたと思いますか?
Ⓑ:もうちょっと社員の方と会いたかったですね。「会わせてください」と自分からも働きかけたのですが、叶わず。結局のところ、会社の様子などはよくわからなかったです。

Q:最後の決め手・瞬間はどんなもの?第一志望が変わった瞬間は?
Ⓑ:選考が全て終わったタイミングです。元々見ていたリフォーム業界の企業から内定はいただいていました。就活が終わって振り返ってみると、不安を一番解消してくれて、会社のことを見せてくれて、「誰と働くか」を重視していたことを考えると、自ずと第一志望が変わっていました。

Q:リフォーム業界は「BtoC」、人材業界は「BtoB」。結構違うけど、変えたことをどう思う?
Ⓑ:BtoCの方が向いていると元々思っていたのですが、今までの自分のお客様との関わり方を振り返ってみたら、BtoBでも大丈夫だなって選考を通じて気づくことができたので、問題ないです!

4)参加者からのQ&A

Q:SDGsを気にしている会社の志望度は上がりますか?
Ⓐ:どこの会社もSDGs,SDGs,SDGsと言っているような印象があります。別にSDGsに触れていないからと言っても印象が下がることないです。
Ⓑ:軸としてSDGsは置いていなかったので、志望度には直結しないです。あった方がよりイメージはいいですが、別にそれが志望する理由にはならないです。

Q:選考のどのタイミングで人事以外の社員と接点がありましたか?
Ⓐ:2次面接の前に色々な人と話す機会がありました。面接の2時間前に集合して、スケジュールが空いている社員の紙が配られて。自分で社員を選んで面談することができました。自分で社員を選べるので、自分の専攻に近い人や、逆に遠い人などを4~5人から選べて良かったです。
Ⓑ:選考の中間や後半に座談会・個人面談がありました。その際に「他の社員に合わせてくれませんか」と人事に依頼して、結果的に多くの社員と設定があったと思います。どんな風に働いているのか、会社に対してどう思っているか、選考中に迷うこと・不安を聞いていました。こういった機会はあってよかったと思います。

Q:福利厚生とかの条件面は気にするの?
Ⓐ:気にしますね。結構会社の特徴が同じなら、給料で比べてしまうのは正直、あります。
Ⓑ:私は気にしないです。

5)まとめ

いかがでしたでしょうか?30分間のウェビナーでしたので、深掘りが足りていないところもありますが・・・。

文系と理系、男性と女性、メーカーとコンサルと共通の少ない2人でしたが、共通していたのは「内定をもらってから志望順位が変わっていった」ということでした。インターンシップ中や選考中での、採用担当以外の社員の関わり合いの中で。

就活初期の学生には、「思い込み」や「先入観」が往々にして強いかもしれませんが、学生に寄り添い続けることでそういったイロメガネを外してあげられるのかもしれませんね!

文章にまとめてしまうと、月並のような感じですが・・・。文章からでも学生のホンネを少しでも感じていただけたなら、嬉しいです。

以上、全5回シリーズでお届けした「2022卒学生に聞く新卒採用シリーズ」はいかがでしたでしょうか?

次回の更新は、何をネタにしようなか。。。内容をお楽しみに!

★PICK UP★
□■□---------------------------------------------------------------□■□
最後にちょこっとだけ告知をさせてください。
 ●学生の本音ダダ漏れの場に参加したい
 ●志ある企業と一緒に、採用について議論したい
 ●観の育まれた学生に出会いたい
そんな取り組みをしたい方、ぜひ一緒に職サークルに取り組みませんか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?