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自己紹介3: 研究者としての熟成期間開始

精魂尽き果てたつつあった博士課程を何とか修了したはいいが、その後どうするのかは現在も日本国内では大きな問題である。博士課程在学中に一般企業とは別に2カ所の国内研究機関の公募に出してみたが、ふるいの目にかかることなくスッと通過する。

その内一つの機関からは博士論文の予備審査(ほぼこの審査で学位取得の合否が決まる)の直前に門前払いメールが封書で届き、クリーニング屋に出したと言わんばかりに脳のシワが綺麗さっぱりなくなった状態で審査に臨んだ記憶がある。

しかしその予備審査直後に思わぬところから救いの手が。同じ研究科内であるが、研究で関わりのほとんどなかった研究室の教授と講師の方々から9ヶ月間だけだが修了後にポスドク研究員として働いてみないかと一筋の蜘蛛の糸。後にも先にもこの時ほど感謝という言葉を味がなくなるまで全ての歯で噛み締めたことはない。ここから研究者としての道が拓かれる。

このポスドクから考えてもみなかった方向へ進んでいくことになるがそれを1つの記事にわかりやすくまとめるのは自分の力量ではほぼ不可能に近いので今後3つの記事に分けて書こうと思う。

熟成期間とあるが現時点でも未熟なままなのでそこはご留意願いたい。

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