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高知移住日記 初級編その1(車とスタートと全国への夢)

旅行と居住の間

東京の家を閉めて、3月31日に愛車のあかねちゃんと飛行機に乗った。
退職辞令にも未練はないし、東京の家の中の物も必要なものは全部高知に送ったし、これでやっと本格的に移住生活が始まるぞとウキウキ。
だから、東京に未練が残っているなんて思ってもいなかった。

でも、3歳の時から50年以上住んだ葛飾区。
区内を転々としながらも、葛飾区から出ないで住み続け、亀有には子育て中の30年以上住んでいたのだから、未練がないはずもなく。

未だ高知の自宅で目が覚めても、「あれ、今日はどこに泊まっているんだっけ」な感覚が抜けない。
そして、夜寝る時も、ふと窓の向こうに「環状7号線」を感じてしまったりする。こんなに静かなのに。

まだまだ高知が自宅ですよの感覚には慣れないんだなぁ、毎日の家事や朝のルーティンを回しても、いつものクラブハウスを聞いていても、やっぱり旅行者気分の気がするのが悔しい感じ。

59歳からの運転免許。まだまだ失敗続き

高知に戻って、四度目のレンタカー。
今度もニトリへ注文していたものを受け取りのため。
本当は、前回帰ってきた時に受け取りたかったのだけど、ネットで注文すると3週間もかかってしまって、前回一度には受け取れなかった。

さて、ニトリへの道も何度か走っているのでビクビクしないで運転可能になり、前に「教習車」がいても、心の中で「頑張れ〜」と応援できる余裕がある。
しかし、そんなふうに余裕をぶちかましていたのも束の間、ニトリの駐車場に入り駐車スペースに入ろうとしたところで、タイミングが遅かったのか駐車場の柱にガリガリ!!とやってしまった。もう泣きそう。

今回も、借りるときに「フルサポート」を入れており、ちょっとぐらい擦っても大丈夫大丈夫と自分を慰め、レンタカー屋さんに電話を入れる。
すると、「警察にも連絡してください」とのこと。
え?この前の時は言われなかったのに??なんで??担当が違うから??
迷いに迷ったけど、「保険で処理できなくなる」と言われれば、警察に連絡せざるを得ない。
でも、たかがお店の柱に擦っただけ。ぶつけたというほどどちらも壊れてはいないし、こんなんで「110番」して怒られないのかと思いながらビクビク「110番」

警察の対応は優しくて、まずは「怪我はありませんか」「場所を推しててください」「パトロール中のパトカーが向かいます」と、テキパキ対応。
待つこと10分ぐらいでパトカー到着。
でもさ、たかが車の右前柱に擦っただけよ。事故ったって、こんな些細なことで警察はパトカー派遣して現場検証するのかと思って申し訳なく思っちゃった。そして、「面倒くさい!!」

いや、確かに人の車にぶつけたわけでも、人を引いたわけでもないけど、物にぶつかったとしても自宅でないなら、それは全て「他人のもの」。他人の財産を一部(些細な範囲でも)破壊したのだから、補償の問題になるわけよね。自転車に乗っていた時には思いもしなかった現実を突きつけられた気分になって、反省しきり。
今まで、「このくらいいいよね」なんて適当に考えてスルーしてきたのは、こうして些細なことでもきっちり手続きすると、「当て逃げしていた」ことになるんだなぁと。

そういえば、カフェを経営している友人が、自分のお店の看板をなん度も「当て逃げして壊されて頭にくる」なんて投稿していたなぁ。こうしたきちんとした手続きが必要で、手続きすれば保険でなんとかなるんだよな。と思うに至る。「面倒くさい」なんて思ってごめんなさい。

高知から全国各地へ

東京と高知をなん度もバスや飛行機で行き来していて、なんだかこのくらいの移動ならいつでも出来るんじゃないかと思うようになった。

3月31日に高知に帰ってきたばかりで、4月1日の岡山のイベントなんて無理よと思っていたのだけど、0泊3日の夜行バス往復での東京行きを繰り返していたら、高知ー岡山は特急で一本だし、日帰り可能じゃない。東京ー大阪の日帰りより安くて早い、なんて思った。そしたら、今まで躊躇していたのがバカらしくなって申し込み、そしてイベント参加。行って良かったぁ!初めての人たちと繋がれて、四国の人とも仲良く話ができた。

そんな感じだったので、今週末の東京でのイベントも、電気も水道も止まっている自宅を使えば、宿泊費なし。水道はまだ通っているから、トイレの使用は可能だ、なんて考えた。また、5月の心理学セッションが月中の水曜日と土曜日にあるのも、子どもたちに「4泊、泊めてくれる人〜!」って募ったら、長女が手を上げてくれたので、ありがたく泊めてもらうことにした。
そのうち車が手に入ったら、どこにでも行けるんじゃない。東京まで夜行バスで一晩だもんね。なんて考える。

高知から、全国へ。まずは四国全域を制覇して、それから飛び出す。なんだかワクワクする。

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