【イタリア映画】Matrimonio All’Italiana ネタバレあり

2024年5月29日21:26

今日はイタリア文化センターで
映画を観てきた

Matrimonio All’Italiana
1960年代製作で主演はソフィア・ローレン

さすがイタリアと言うべきか
文化センター内の劇場は
日本の小劇場よりも立派だった
フカフカの椅子に
カップホルダーまで付いている

エジプトにもイタリアにも珍しく
上映は時間通りに始まった
街の喧騒を映しているが
字幕が何も出ない

果たしてアラビア語か英語か
もしくは字幕なしか

字幕の確認したい時に限って
字幕は出ないもの
不思議な現象だ

アルフレ！と呼ぶ声に対して
Alfré!と字幕が出た

よし！アルファベットだ！

と思っていたら
字幕はなんとイタリア語だった
音声もイタリア語なのに

2週間の出張のために去年覚えた言葉と
フランス語の知識を総動員して
絵を楽しむ余裕のないまま頑張った

vorreiは je veuxだったとか
avvocaはavocatだから弁護士かとか

現在から昔に飛び
徐々に話が進む展開の中
男優の白髪具合だけが
時間の経過具合を知る唯一のヒントだった
が、5年ぐらいだともう分からない

何となく恋人に他の彼女がいることが
郵便の名前でわかったらしいとか
セニョーラになったから結婚したなとか
そんな想像が限界だった

半分ぐらいになり
突然子どもが二人出てきて
全く分からなくなった

出会いから結婚、不和、離婚
1970年まで離婚ってなかったんじゃないの
と疑問に思いながらも必死で追う

娼婦になって子どもを育てつつ
子どもに関して元旦那と言い合いを繰り広げ
揉み合いになったかと思うと
突然熱いキスをしてそのまま再婚した

マンマミーア

ソフィア・ローレンが
家族を取り戻した感激で涙を流す
そんなラストシーンでうるっときた僕は
相当感情移入が激しいなと思った