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地域科学研究所が運営する「public+」パブリックプラスは、地域に眠っている公共空間を活用してまちをおもしろくする、プロジェクトベースのメディアとして発信していきます。

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地域科学研究所が運営する「public+」パブリックプラスは、地域に眠っている公共空間を活用してまちをおもしろくする、プロジェクトベースのメディアとして発信していきます。

    マガジン

    • PUBLIC+ VOICE

    • 【子商塾 プロジェクト】

      • 5本

      【子商塾コンセプト】 子供の商いによる学び、小さくても価値のある商い、共に商いをする楽しみを。 子商塾 プロジェクトは、「地域における教育」をテーマに、実践的に経済を学ぶ教育プロジェクトを実施することで、アントレナーシップを持った子どもたちの創出につなげることを目的にしています。 このプロジェクトは、『まちづくり幻想』『地元がヤバいと思ったら読む凡人のための地域再生入門』などの著者で、約20年にわたって全国各地で経営とまちづくりに取組んでいる木下斉さんが所長として立ち上げたラボがLocallyDrivenLabs(オンラインとオフラインを横断して地域を変革するラボ、LDL)のメンバーで運営されています。

    • 祖母山麓エリア・再生プロジェクト

      大分県竹田市の祖母山麓周辺エリアの公共施設活用やアクティビティ開発についてまとめています。

    • PUBLIC+パブリック・データ社会実験

      公共空間は3次元の空間だけでなく、パブリックデータも公共サービス、空間の中で使われてきています。 PUBLIC+ではそんなパブリックデータを活用した社会実験を実施していきます。

    • 由布市・廃校活用プロジェクト

      大分県由布市の旧朴木小学校を活用したプロジェクトの記事をまとめています。

    最近の記事

    地域住民とともに考える!~屋久島町公共施設再配置ワークショップ~

    住民参加型で公共施設問題に向き合う屋久島町では公共施設の老朽化が進んでいる中、再整備の優先順位が決まっていない状況でした。また、遊休資産の活用方法が決まっていない、施設やエリアの魅力が引き出されていない、地域のニーズが把握できていない、といった課題もありました。 そこで、目指したいまちの未来の実現のために、役場と住民が一体となり公共施設の問題に向き合うワークショップを開催しました。 ワークショップ概要 ワークショップは令和4年9月から令和4年12月まで計4回開催し、公募から

      • 「朝市」で幸せをつくるムサシ・オープンデパート

        先日PUBLIC+チームで開催した朝市から考えるパブリックデザイン。 こちらのイベントのレポートを兼ねて、株式会社ムサシが展開するムサシオープンデパートが進める「朝市」とはなにか?について、岡本篤著の朝市で幸せをつくる(カネに依存しないローカル経済)について、レポートしておきたいと思います。 まずは、岡本篤さんのプロフィールから。株式会社ムサシは、主に防犯用として、また毎日欠かせない生活用の照明として、さまざまな要望に応えるべく多くのセンサーライトを開発している会社。それ以

        • <PUBLIC+VOICE>観光パンフレットをコンセプトブックに!?九州最東端にある絶景と戦争遺構。プロジェクトにかかわる個性的な3名にインタビュー

          第2回目の<PUBLIC+VOICE>! みなさん、第1回目の「不幸な公共施設や施設マネジメント戦略について津山市役所川口さんにインタビュー」はもうお聞きいただきましたか? 今回は佐伯市鶴見半島のプロジェクトにかかわる個性的な3名とともにお送りします。知る人ぞ知る「九州最東端 鶴御崎」。 新しく観光パンフレットも完成していますが、なにやらよく見る観光パンフレットとは違う雰囲気・・・ 引き込まれてしまう世界観です。ぜひご覧になってみてください。 今回は、PUBLIC+チー

          • 【後編】思いを込めたコンセプトブックが完成!鶴見半島のこれから・・・

            <ありのままで、ありつづける> 鶴見にあるものを肯定、リスペクトし、そこに手を手向けるというコンセプト 鶴見の始まりを表現するような1ページ、 問いを投げかけるページ構成にした コンセプトブックを読み終わった人に鶴見の場所に対して感情がわくような構成にしたかった <3つの灯台、3つの展望台、3つのミュージアム> 建築が建つには理由があり、その時に技術がある 建築は時代を表すタイムマシン  当時のことが建築にメモリーとして残っている そういうことが鶴見ではギュっと圧縮してみることができる 美しい景色、激しい渦潮がみれる展望台に それぞれ個性的な特徴をもつミュージアムがある <戦争遺構を違う視点で> これまでフューチャーされてこなかった場所だが このパンプレットをみて現地で写真を撮る人、訪れる人が増えた インスタグラマーさんやコスプレイヤーさんが自分たちを表現する場所として利用している ここで写真を撮ったカメラマンさんなどにコンタクトをとり、コンセプトブックに作品を載せることに協力いただいた 空間の良さに気づいた若者が発信をし、認知が増えて場所が活かせるとよい <鶴見の体験> 旬折々で食のフェアを実施予定 9月 豊魚祭 10月 星空観測会 春と秋 ウォーキング 2つの海水浴場は穴場 <これからの鶴見> ありのままに、ありつづける ⇩ そのままを受け入れていこう あるものをどう使うのか?どう抗うのか? アイディアだし ・緑化したような自動販売機 ・スーパーシーフードヌードル ・ワクワクしたことを起こしたい ・最東端に「さいとうたん」というキャラクター ・「さいとうたん」グッズ 建物をどうするか?という視点から考えがちだが、エリアを俯瞰することで、その建物をどう活かすか?を考える 建築が目的になってしまうが、建築は利用するものであり、建築がゴールではない エリアと向き合い、造らないという選択肢もある

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          • 【子商塾 プロジェクト】
            林雄一朗@群馬県高崎市⇄みなかみ町 他
          • 祖母山麓エリア・再生プロジェクト
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          • PUBLIC+パブリック・データ社会実験
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          • 由布市・廃校活用プロジェクト
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          • 中津市西谷温泉・再生プロジェクト
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          記事

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            【前編】九州最東端の地佐伯市鶴見 ありのままであるものとは。

            <鶴見のまちってどんなところ?> 大分県の南部のリアス式海岸が発達した半島にあり、九州最東端の岬「鶴御崎」がある。 漁業が盛んで鶴見市場では水揚げ金額約20億円を誇る。 観光業にも力を入れていきたい!と平成30年度から取り組む。 鶴見半島には戦争遺構が点在しており、4つの建築物を見学することができる。 また、3つの展望台、3つの灯台、3つのミュージアムもあり ここでしか見られない景色、感じられない空気がある。 令和4年度にコンセプトブックとサインが完成。 令和5年度~施設を使った具体的な取り組みを実施予定。 <プロジェクトの経緯> 先端に鶴御埼灯台があるエリアがあり、戦争の遺構や九州最東端からの絶景を見ることができる。 しっかり堪能しようとすると一時間くらい滞在できるが多くの人が灯台の前で写真を撮って10分ほどで帰ってしまう。 ここにくるのが目的なのに、もっとゆっくり時間をかけて堪能してほしいという思いがこのプロジェクトのきっかけ。 フィールドワークを何回かするうちに・・ 鶴見にすでにあるもの 自然が主体で 人が手を手向けるという関わり方 そんなかんじのことが見えてきた。 <コンセプト> 戦争遺構があり、亡くなった方や記憶 何万年もかけてできた鶴見の地形、自然への畏敬の念 そんな場所に対して 手を手向けるという関わりかたがみえてきて コンセプト「贐」(はなむけ)とした。 <戦争遺構を建築としてみてみると> ここには人間の過ち「戦争」歴史が刻まれている 人間の弱さ、愚かさを感じられる場所  普段ビルに囲まれて暮らすと感じられないが、寧ろそれが正しいことを実感する場所 残っている建築の終わりをどう作っていくのか?、どう建築が朽ちていくのか? 人間は今まで造ることをしてきたが人口も減少してきている今、終わらせていくことも何か向き合わないといけない

            施設とエリアの可能性を体感する社会実験を実施!自然を満喫する「自漫喫」

            3/19(日)に、神の里交流センター緒環にて「自漫喫」というイベントを開催しました! どんな社会実験?このイベントは、先月の23日に開催された緒環トークイベントで生まれたアイデアの1つ「自漫喫」を実現した社会実験です。 自漫喫は、緒環を祖母山麓のビジターセンターとして機能がある魅力的な拠点とするためのコンテンツ案として生まれたアイデア。 自然とか漫画とか喫茶とか…いろいろな要素が盛り込まれています。 今回のイベントで、漫画喫茶のようなゆっくり本を読め、外でチェアリング(

            大分県佐伯市豊南高校跡地活用プロジェクト!

            大分県佐伯市都市計画課さんと進めている風景を作りながらビジョンに近づける豊南高校跡地活用のサポートをPUBLIC+チーム出させていただいています。 昨年度から、ふらっと寄れる街の縁側に近づけるための実験模索中。今年2年目。ほとんどDIYでなんとかしながら、農園づくりから広場づくりに着手しました。(現在、畝オーナーも募集中です) 【社会実験】旧佐伯豊南高校跡地活用プロジェクト(@kyuhounan_jikken2022) | Instagram 高校跡地という巨大な建物と

            【後編】公共施設の課題に対して打つべき3つの戦略とは!?津山市の事例と工夫

            <公共施設マネジメント3つの戦略> ・減らす(お金、総量) ・なおす(改修優先度を一元的に管理) ・増やす(民間と一緒に改善し、稼ぐ) 3つの戦略は当たり前のことだが、組織体制がしっかりしていないとなかなか難しい <民間事業者とのつながり> 公民連携事業には多様な人的ネットワークが重要 ・おもしろいネットワークに身をおく ・情報をアウトプットする <公共施設の利活用> 15の廃幼稚園、保育園 3つは民間事業者による活用 2つの施設は民間提案制度により複合施設と生まれ変わった! 工夫したこと ・普通財産の貸付だが、現状回復規定を撤廃 ・第三者への転貸禁止規定を撤廃 ⇩ 自由度をもたせる 廃施設が活用されることによって消費の場が生まれ、エリアの価値があがる! <ミクロだけではなくマクロの視点を> ・全体最適を目指し、まち全体(または地域全体)を俯瞰してとらえることが重要 ・ミクロ的視点(いち施設のハード整備やイニシャルコストなど)とマクロ的視点(エリア全体のデザイン、ランニングコスト)をいったりきたりしながら検討していく 詳しい内容は川口さんのNoteへ⇩ https://note.com/dannetsu_jiro/n/nab83e181ab9e

            【前編】不幸な公共施設!?津山市の建築マニア川口義洋さんに聞く"最強の敵"とは?

            公共施設ってなんで不幸なの? ・当事者は誰?発注者は誰? ・構想段階で施設を使う人が不在 ・建てたらゴール! ・・・? ・建てたその後が描かれていない ・立派なものを建てたら人が集まる? ・昭和の価値観がアップデートされていない 老朽化して改修したくてもお金がなくてできない、施設を減らしたくても減らせない、 何から手を付けていいのかわからない <最強の敵> ⇩ 策がなくても小さくやり続ける 一発逆転ホームランではうまくいかない! 後編ではこんな最強の敵「公共施設」に向き合うための戦略や事例をお聞きしました! ぜひ後編もお聞きください。

            <PUBLIC+VOICE>番組スタート!不幸な公共施設や施設マネジメント戦略について津山市役所川口さんにインタビュー

            これまでPUBLIC+チームでは関らせていただいているローカルの公共空間を活用してまちをおもしろくする視点で、公共施設の活用や現状の取り組みをNoteで発信してきました。 今回、インタビュー形式のものは声での発信のほうがよりリアルに共感できるのではと考え、<PUBLIC+VOICE>を始めることにしました! ナビゲーターは西田、アシスタントは藤本でお送りします。 記念すべき第一回目の収録には津山市役所で施設マネジメントに取り組まれている川口義洋さんをお招きし、インタビュー形

            アイデア求む!祖母山麓地域をもっと面白くするには?建築家 伊藤憲吾氏と語ってしゃべるトークイベント

            2/23(木)に大分県竹田市にある「神の里交流センター緒環」(以下、緒環)にて、建築家の伊藤憲吾氏と語ってしゃべるトークイベントが開催されました。 今回のイベントは、うまく活用ができていない公共の観光施設「緒環」について、今後どのように活用できるかを地域内外の方々と共に前向きに考え、次の行動に(社会実験企画等に)つなげていくことが目的です。 第一部は、伊藤先生がこれまで出会った地域を面白くしようと奮闘する人たちをご紹介。 地元出身者をひたすら地元に呼び込み、つなげる取り

            「稼ぎ方」を学ぶ塾、子商塾

            子商塾が生まれたきっかけ そもそも「稼ぐ」ことの重要性を大人も理解できていないのでは? 「日本人の8割がサラリーマンである社会におけるオトナのお金のリテラシー。日本の経済成長とともに、社会が会社社会化していく中でサラリーマン世帯が増加してきた流れで、現在において、日本の8割がサラリーマンであるという社会になりました。それ自体が良い悪いではなく、税金が会社から天引きされ、給与として振り込まれる仕組みの中で、オトナもお金を稼ぐという意識や、経済を生み出すことについての本質的理解を

            元廃校キャンプ場で燻製キットDIY・ジビエ燻製イベント開催!

            1/22(日)に大分県竹田市にある「あ祖母学舎キャンプ場TEN-BA」にてイベントが開催されました。 前日までは寒波&雪予報でとても心配していましたが、 晴男、晴女が多かったおかげか当日の朝は快晴!無風!気温は低いですが凛とした空気が気持ちのよいイベント日和となりました。 イベントの概要・目的今回のイベントは「竹田市祖母山麓再生プロジェクト」の一環として実施しています。 祖母山麓にある公共施設の一つ「体験交流宿泊施設 あ祖母学舎」は廃校になった小学校を宿泊施設として利用し

            【大分県竹田市入田地区】大自然を満喫釣り体験を楽しもう!~とある会社員の体験日記~

            大分県竹田市入田地区 大分県で最も水が清らかな場所といっても過言ではない、と私が推すエリアは大分県竹田市。中でも入田地区。 ここは日本百名山の一つ、祖母山麓にあり 1km四方の範囲に7つの水汲み場が、ある。 水汲み場の雰囲気は様々で、自然の地形がそのまま神聖な神社の境内のような場所になっており、神聖な池から水を汲むことができたり、 または川に降りていき、桃太郎のおばあさんが川に洗濯に行くという水が、湧水でした、といったような川沿いから湧き出ていたり、田んぼに水を引く井路かと

            【大分県由布市挟間町】第2回はさましらべ~大分川親子釣り教室・環境学習~

            2022年8月20日、大分川の四季折々の自然や生き物のしらべを調べていこうという趣旨のもと、大分県由布市挟間町の地域に住む小学生親子を対象に、大分川を知って、学んで、体験する「はさましらべ~大分川親子釣り教室・環境学習~」イベントを開催しました! まずは会場準備 朝7時、大分県由布市挟間町を流れる大分川の河川敷にはさましらべのスタッフたちが集まり、竿やバケツ、魚たちの餌の準備が始まりました。 イベントの主催である「挾間水辺空間利活用推進会議」は、大分川流域の河川をもっと

            大川原高原“つくる”高原プロジェクト ~大川原高原を活かした教育ワークショップ!~

            皆さんは、徳島県佐那河内村にある村有数の観光スポット、大川原高原をご存じでしょうか? 大川原高原は標高は1000m以上にあり、約3万本のあじさいや風力発電施設があることで知られております。徳島市内から車で約1時間とアクセスも良く、シーズンには多くの観光客でにぎわいます。さらに、展望台や天体望遠鏡を備えた「大川原高原ヒルトップハウス」なども整備されています。 しかし、オフシーズンの利用は少なく、通年のリピーターの獲得が課題となっています。 そんな大川原高原の課題に取り組もうと