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御岳山~大岳山 後編

さてさて後編で~す。

行きで道を間違え急坂を上ったり、ずいぶんと足を酷使したので、筋肉はもうだいぶパンパンですが、一度山頂に着いたらもちろん下山しなきゃ帰れないので、下山します。しかし、山登り経験者の方にはわかっていただけると思いますが、下り坂のほうが神経使うし、膝ががくがくしだすのよね、、そんな難関もまだまだあり、先が思いやられますが、しゅっぱーーーつ!


帰りは「ロックガーデン」というなんとも魅力的な道を行こうと決めていたので、今度は道を間違えないように進んだ。ロックガーデンはおそらく多摩川の源流をその川の流れと一緒に下るコース。途中には綾広の滝という滝や、七代の滝という滝もある。七代の滝が好きだった。日光にある華厳の滝とかと比べちゃうとそれはもう小ぶりな滝だけど、小さな滝には小さな滝なりの風情があるのです。滝つぼにたまっている水はどこまでも透明で、途中で落ちていた木の枝をおって作った杖で水深を測ったらかなり深かった。(写真はその様子) 夏なら飛び込んでいたかもしれない。

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その後も、順調に下山しながら、大きな岩もなく安全な長い下り坂を見つけては駆け下った。下り坂で走ると、自分の意思に反して足がどんどん前にすすんで、どんどん大股になっていき、そのうちブレーキもきかなくなるのが楽しい。スリル満点なのです。

となりのトトロの主題歌、「さんぽ」を大きな声で歌ったり、🐧の頭の中をグルグルしている星野源の ドドドドドドドド ドッドッーー ラエモン! を歌いながらのご機嫌な下山。

暗くなる前にケーブルカーに着くところまでは順調だったのに、ケーブルカーの駅に着いたらもうゲートは閉まっていて、ケーブルカーはちょうど出発するところだった。

次のケーブルカー出発は40分後。ここで問題発生!! 今出てしまったのは17時50分発のケーブルカーで、その40分後だから次は18時半出発。しかし、駐車場が閉まるのは19時!で、ケーブルカーが6分で終着点に着くにしても、駅から駐車場までは3kmある。24分間で3kmは、私の疲れて筋が痛くなってる足では無理だし、駐車場の電話番号に電話してみたけど繋がらない!私が走るのは無理であろうことを察してくれたのであろう🐧様は、「ケーブルカー降りたら、全速力で走るから、荷物を預けて先に行ってるね。花は、わかりやすいところまで来て待っててね。」と言ってくれた。

18時半になり、ケーブルカーが出発して、終点に着いた。🐧はヨーイドン!で、走っていった。

わたしは、自分のリュックを後ろに背負って、🐧のリュックを前に背負って、足は痛いしトボトボ歩いてた。

行きの最初の難関だっただけあって、坂道は急で、急であればあるほど足の筋が痛くなる。夜で真っ暗になり、街灯はあるけど、なけなしって感じで自分のとなりの森や、後ろ30メートル先はほとんど何も見えない。少し怖い気持ちはあったけど、今日のテーマソングだ!っと勝手に決めて、さんぽ と ドラえもん を中ぐらいの声で歌って、怖い気持ちを吹き飛ばそうとする。周りには人っ子1人いないから恥ずかしくない。人がいてもそれはそれで怖いけど、人が全くいないのも怖い。

次第に心細い気持ちがつのって、歌うことも忘れて、負の妄想が膨らみまくる。🐧は言ってなかったけど、わたしみたいに足痛かったんじゃないか?だとしたら、ケーブルカーの最終の時間と駐車場の閉まる時間、駐車場からケーブルカーの駅への道の長さなどをプランにしっかり考慮していなかった私のせいだ。こんな暗い道、怖いだろうに1人で走らせて申し訳ない…  って思って、しくしく泣けてきた。歩きながらしくしく泣いて、遠くに対向車の光が見えるたびに、🐧の車じゃないことを確認し、顔を下に向けて歩いた。

🐧の車が来たら、ほっとした〜〜  そしてまた泣いた。 せっかく慰めてくれてるのに「慰めらるとまた泣くから!!」と言って、発進してもらった。

山まみれだけど、青梅は東京だから8時にお店は閉まっちゃうし、コンビニで食べ物買って食べた。ちゃんとしたご飯屋さんと温泉も行きたかったなあ。

本当に次回はちゃんとプランを組もうと反省しています。けど、しくしく泣いて、しくしく泣いた後は、すぐ気持ち切り替わっちゃって、ネバヤン(Never young beach)と井上陽水を歌っちゃう私なので、またゆるゆるなプランを組んでしまいそうです。

そんな自戒を込めて、この御岳山〜大岳山のレポートを書きました。

まあ総じて楽しかった。わたしの体は生きている!と思えたし。なぜならいっぱい歩いて疲れて休憩の時におにぎりを食べて、また歩き出すと、休憩前の疲れが嘘のようにとれて、ブーースト!ってかんじで(?)走り出せちゃうから。あと、帰りの高速から見える東京の夜景はきれいだし!

登山はいいよ〜  楽しいよ〜

以上!


Special Thanks       🐧さん

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