視床の解剖学
はじめに
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過去に、有料note『視床に関する重要な核の知識 〜初級者向け🔰〜』を購入の方は、内容が重なるところがありますので、ご注意下さい。
視床(視床出血)について
実際の視床の大きさは、親指くらいと言われています。
CT画像で確認してみると、以下のスライド、
赤丸の部分が視床です。
出血の量が大きくても、小さくても、視床に出血が進展していれば「視床出血」と診断されます。
視床がつく臨床症状の中には、『視床痛』があります。視床痛は、脳卒中後の有病率が8%と比較的多くなっています。
視床痛の治療法は限られており、効果も様々です。痛みとQOLを改善するために、代替的、かつ統合的な治療法が推奨されています。薬物療法としては、神経障害性疼痛治療薬、オピオイド鎮痛薬などが報告されています。
視床の解剖にはなしを戻しましょう。
視床の近くには、内包が位置していることもあり、出血の進展具合によって、運動麻痺の程度が異なってくるといわれています。
視床出血と被殻出血の方を対象とした研究では、
出血の進展具合については、
スライドで確認しておきましょう!
※CT画像では、出血の部分は、白くうつります。
左側は、視床に限局した出血(予後は、出血の量によって変わる)。
右側は、内包まで進展しており、脳室まで穿破しやすいともいわれ、
予後は不良なことが多いとされています。
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