![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/143025015/rectangle_large_type_2_c23926259534174d0f5c2166e3db06d4.png?width=800)
「胸を張って」で姿勢が良くならない理由
パーソナルトレーニングでは、エクササイズのフォームを修正する場面がたくさんあります。
「もっと背中を丸めて」
「肩を下げて」
「胸張って」
多くの方が「正しいフォームを教えてほしい」と思っています。
ですが、やってみると正しいフォームを教えてもらってもうまくできない場合が多々あります。
普段運動不足で体をあまり動かさない方は、自分の体を思い通りにコントロールできないので「正しいフォームはこう」と教わっても、それを体現することができません。Youtubeを見てエクササイズしてもうまくいかないというのはこのパターンですね。
パーソナルトレーニングでも、トレーナーが正しいフォームを伝えているのにできないことはあります。
この場合、トレーナーの指導力に問題があるでしょう。
この場合の指導力は、「入力の種類をどれだけ持っているか」です。
私たちの体に対して何らかのアプローチをすることを「入力」と言います。
「声かけで指導する(聴覚)」「見本を見せて指導する(視覚)」「体を触って指導する(体性感覚)」などです。
ここでようやく本題。声かけにもバリエーションはいっぱいあります。
まっすぐな背筋にしたいとき「胸を張って」といっても、受け取り側の解釈と伝える側の解釈は違います。トレーナーの思う「胸を張る」ではない場合があります。
「壁に背中を付けたときみたいに背筋をまっすぐに」
「上司に怒られているときみたいにいい姿勢で」
「頭から刺した串がお尻から出て、その串を折らないように」
その人にわかる表現は様々です。
だからこそトレーナーが指導方法や表現を変えていく必要があります。
「トレーナーが一生懸命教えてくれているのにできない。私は運動神経悪いから」なんて思わないでください!
あなたの体に反応がある表現に出会っていないだけです。
うまくできない場合は、自分の中のイメージも変えてチャレンジしてみてください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?