身体表現性障害を考える第一歩

こんにちは,ぴてぃです.

今回は初めにご紹介した「身体表現性障害」についてお話していきたいと思います.

まずこの障害はなんなのか?というところだと思います.医学的な定義などは分かりにくい表現もあるので皆様に分かりやすくご紹介したいと思います.

まず,結論は心の傷が体の各症状として現れてくるもの.そして,いろいろな臨床検査(医学的な検査)をしても異常なしとなることが特徴です.

しかし,この症状に苦しんだ私もそうですが,息苦しい(肺の病気!?)であったり心臓の鼓動が激しい(心臓の病気!?),強いめまい(脳の病気!?)などなどあらゆる症状を表すのがこの障害の特徴です.人によって症状の出る場所や症状の強さは全く異なっています.

この障害の詳しい説明は次回以降に改めて行うとして,現在病院で診断されたり,同じような症状でお困りの方へ届け!!という思いで今回の記事を書くことにしました.

それでは本題です.まず症状がある場合何からすればよいのかもわからなくなることが多いと思います.頑張っているのに,根性が足りないの?,その先には人生つまんないな~なんて気持ちにもなってしまうかもしれません.(私もこんな気持ちのことがありました)

そんな中まず自分自身の頭の中や心の中を整理してあげましょう.目の前の悩みを解決することではなく,人間の欲求がどのように形成されているかを理解してみましょう.なぜ,欲求なのかというと体調が悪いと理想の自分や理想の生活を追い求めがちですが,今から紹介する欲求は順番があり順番通りに欲求を獲得することで最強の自分に近づくという理論のものです.

話が長くなりました.早速見ていきましょう.

top        自己実現欲求      

4    自尊欲求

3    愛情・所属の欲求

2    安全の欲求

1    生理的欲求

人間は1からtopに向かって欲求を獲得していき,精進してきます.特徴は1から3に飛び級することはできず順番に獲得していきます

ではそれぞれの意味についてご紹介します.1の生理的欲求は生きるために必要な欲求で食欲や睡眠欲,排泄など「生きたい!!」を実現するものです.人類のほとんどの人はこの欲求を獲得できています.

2の安全の欲求は「生きるために安全な生活環境が欲しい!!」という欲求になります.この欲求は日本国内ではあまり脅かされない欲求です.紛争や治安が極端に悪い地域の方々はこの欲求を獲得できていないことになります.実際に命の保証がない所で次に紹介する愛情やどこかに属したいという欲求を獲得することは優先度が低くなります.

3の愛情・所属の欲求です.人間は命の保証が確実なものになると誰かからの愛情や何かに属することを求めるようになります.現代社会では,両親からの愛情をはじめとして友人の輪に属したい,会社などの組織につまみ出されることなく属したいと思うようになります.この項目については後で詳しく説明します.

4の自尊欲求は自分を高めようとする欲求です.このレベルに達すると自尊心(自分を認める心)が高く,他者に流されることなく自分の目標に向かって行動できるようになります.まさに自分を高めていきたいという欲求になります.

5の自己実現欲求は最強レベル域です.ここまでくると永遠の目標になるようなものを追い求めるようになります.このレベルまで行くと他者の言葉に惑わされず,自分と対話するのは自分というレベルになり,自分が存在する意味について明確に理解できるような状態になります.世界でも歴史に残るような偉人の方々はこの域で物事をとらえ,思考や発明等してきたのかもしれませんね.

ではでは,話を3の愛情・所属の欲求のところまで戻しましょう.なぜここに戻したのかというと現代の人々(以前までの自分も含めて)はこの欲求レベルで停滞していることがとても多いと感じるからです.特に所属という点は重要な点出ると感じます.

現在この記事を読んでくださってるあなたもどこかの集団に属していると思います.こんなことを考えたことはありませんか?「あの子又は先輩,上司に嫌われないようにしなきゃ」.

これこそ所属しようとしている欲求の現れです!!誰かの愛情まではいかなくとも「承認」をもとに所属する状況を維持しようとしているのです.他人の承認を得ることほどエネルギーをすり減らすものはありません.仕事上などで一時的にすり減らさないといけないことはあるかもしれませんが,日常的にこんなことやってたらストレスたまりますよね.このストレスが大きくなり発散がうまくできないと自分の身体の症状となって表れるのが「身体表現性障害」ということです!!!

皆さんこんな経験一度はしたことあるのではないでしょうか.今回の記事でお伝えしたいことは自分がどのレベルにいるかをしっかり把握(あえて認めてあげる)すること,そして飛び級しようとしていないか?ということを確認してもらいたいのです.

飛び級する=もがき苦しむ にも匹敵するのではないかと自分の経験から感じます.なのでこの記事を読まれた方々にはぜひとも近道をしていただき4~topに早く到達していただきたいので是非自分をもう一度評価してみてください.

ではどのように自分をレベルアップしていうか?

次回ご紹介していきたいと思います.それでは see you soon


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