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特級ファイナルご来賓インタビュー(1)谷合廣紀さん(棋士)、note株式会社の皆さん

ピティナ特級には、歴代の受賞者の皆さんや、各界の方々よりエールやメッセージが届いております。

そしてファイナルが繰り広げられるサントリーホールにも、毎年多くの来賓の方々が駆けつけてくださっています。
今年お越しくださった方々のなかから、3組のみなさまにコメントをいただくことができましたので、ご紹介します。

まずは、将棋棋士四段の谷合廣紀さんです。
谷合さんはご自身もピアノを愛する音楽家の一面を持ち、在籍している東京大学の博士課程ではAIと将棋に関する研究をなさっています。マルチな顔をもつ谷合さんについては、過去にもピティナでインタビューさせてもらったことがありました。こちらもチェキラッ!

休日にはスタジオを借りてグランドピアノで即興演奏を楽しまれるという谷合さん。特級ファイナルのステージは4曲もの協奏曲が演奏される長丁場ではありますが、将棋の対局では朝10時から深夜0時を回る長時間もあるとのことで、集中力の持続力なら客席のどなたにも負けません。じっくりと4曲の演奏を楽しまれたようです!

4名の演奏が終わり、表彰式までの間にインタビューにお応えいただきました!

「どの方の演奏も素晴らしく、とても楽しめました。
森永さんと神宮司さんはチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番という同じ作品を、同じ指揮者、同じオーケストラと共演されているにも関わらず、お二人の演奏の印象はまったく異なり、作品の新しい一面が見れたように感じました。
将棋もクラシック音楽も、長い伝統をもつ世界ではありますが、このようにどんどん新しい側面が見えてくるのは素晴らしいところですね。

個人的には、北村さんの演奏されたベートーヴェンの協奏曲第4番の演奏には、もっとも心惹かれるものがありました。

鶴原さんのラヴェルもすごく格好良く、とくに2楽章の入りが素晴らしくて、世界観にすっと引き寄せられる演奏でした!」(谷合さん)


続いてお話を伺ったのは、特級レポートを次々と発信させてもらっているこちらのメディアプラットフォーム「note」のnote株式会社の皆さんです!お忙しい中、3名で応援に駆けつけてくださいました。ありがとうございます♪

こちらの「ピティナ ピアノnote」では、昨年10月に開催されたショパン国際コンクールの情報発信でもたくさんの記事をアップしたことから、note株式会社のスタジオからお招きをいただいて、特別配信番組「ショパンコンクール角野隼斗 特別トークイベントSNSで楽しむクラシックの魅力」を制作できたのも良い思い出であります。

左からディレクター:平野太一さん、取締役CFO:鹿島幸裕さん、事業開発部:高越温子さん

「コンクールの会場に初めて伺いました。ピアノ協奏曲を4曲も続けて聴くという機会はなかなかありませんので、とても楽しかったですし、緊張感もあって、実に新鮮な体験でした」(鹿島さん)

「僕もこんなに長い作品を聴いたのは初めて。同じ曲でも演奏者によって全然印象が変わり、4名全員の音楽作りがまるで違うのがすごく面白いなと思いました。今日聴く曲をYouTubeで予習をしていたのですが、生演奏で聴くとどんな繊細な音でもよく聞こえて、全然違いますね!クラシック音楽にはこれまで触れる機会がなかったので、もっともっと知りたくなりました。(平野さん)

「私は12年ほどピアノを習っておりまして、日頃から弾くのも聴くのも大好きなんですが、オーケストラとピアノが一体となる協奏曲は初めて生でお聴きしたので、迫力がこんなに違うんだ!と感動でした。
弾く方によって音色や個性が違うのがよくわかって、もっとずっと聴いていたいなと思える素敵なステージでした!(高越さん)

平野さんは終演後、さっそくご自身の投稿で特級について記事を書いてくださいました。奏者一人一人のカラーを、ずばり視覚的なイメージとして提示されていますが、なるほど〜……とても共感いたしました。

みなさま、長いファイナルステージを見守ってくださり、ありがとうございました♪

(取材・撮影:飯田有抄)

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