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東南アジア旅行記(過去の思い出)

今年の夏、東南アジアに旅行する。
日程はタイ→カンボジア→ベトナム。

大学生としての最後の夏、何かやり残したことはないかと考えたとき、海外に長期間旅行をしたい!と思った。そして、どこがいいかと考えたとき、もう一度ベトナムにいきたいと。

実は、初海外旅行が中学生のとき、学校のプログラムで行ったベトナムだった。
初海外ということもあり、全てが新鮮で、世界には私が知らない世界がたくさんあると学んだ。そんなことから、もう一度ベトナムを訪れたいと思っている。

お金はないけど、時間はたくさんある大学生の特権を使い、どうせならベトナムだけでなく、東南アジアを巡ろうと、これから18日間旅に出る。

今日は少しだけ、当時の思い出を振り返っていく。

ホーチミンシティの夜

空港を降りた時の匂い

空港を降りたときの独特の匂いと暑さを今でも忘れられない。排気ガスと、熱気でモワッとしている空気に包まれ、知らない土地に降り立ったのだと実感した。

このプログラムの目的は、
・ベトナム戦争についての遺跡を見ることによって歴史と国際平和について考えること
・現地の人との交流をし、「共に生きる」とは何かを考える
を軸にしていた。

学校が主催しているツアーであったが、本当に様々な場所に連れて行ってもらえた。

自分が知らない色々なことを知りたい見たい学びたいと思うようになったのは、このプログラムを経験したことが大きいのかなと思っている。

「共に生きる」とは

そのツアーで一番楽しみにしていたことが、現地のスクールに行き子どもたちと交流をすることだった。

一緒に遊べるものを買って持って行くのではなく、自分たちで考え作って現地に持って行った。(確か輪投げやストラックアウトを作った)

先生方は多分、買い与えるということではなく、どんなことをしたら楽しんでもらえるのか、どうやって作るのかと相手のことをを考えている時間も大切にして欲しかったのかなと少し大人になった今思う。

そのように準備をして、迎えた当日。子どもたちがキラキラした笑顔で迎え入れ、歌や踊りで歓迎をしてくれた。そして、私たちも持ってきた遊び道具で一緒になって遊び楽しい時間を過ごした。

入り口にあったボード

もちろん、言葉も通じないから身振り手振りで一生懸命会話をした。
それでも全然通じるし、むしろ素直に表現をすることができた。

私の好きな歌の歌詞に

きっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思う。

高橋優「福笑い」

という歌詞があるのだが、ほんとにその通りだなと実感した。そして、1番喜んで遊んでくれたのはおんぶをしたり肩車をしたり、人と人とが触れ合える遊びだった。初対面なのにこんなに受け入れてくれるのかと、すごく嬉しかったし心があたたかくなった。

でも、このスクールにいる子どもたちの多くは社会から見て「恵まれていない子」にカテゴライズされる子どもたちだという話を先生方から聞いた。

「恵まれない」ってなんだろう「この子たちの幸せは誰が決めるの」とたくさんの疑問が湧いた。だって、目の前でニコニコ笑顔を向けている顔には嘘ははないし、今を楽しんでくれているように見えたからだ。

そうやってカテゴライズすることで、この子たちの人生を狭めてしまわないのだろうかとも思った。

ここから私は、今目の前にいる人の内面や考えていることに目を向けられる人になりたいと心から思うようになった。人としてすごく大切なことをこのプログラムで教えてもらった。

他にもたくさん思い出はあるのだが、書いたら長くなってしまいそうなので、1番印象に残っていることをひとつ書くことにする。

今回の旅行は、ツアーではないから現地の方の内部にまで入るということは難しいかもしれない。しかし、人とのつながりを大切にしながら過ごせたらなと思う。

無事に旅が終えられますように...

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