見出し画像

2020年はドイツで迎えました。

2020年はドイツで迎えました。去年の4月から日本のショップやアトリエをお休みしてドイツへと来ている訳ですが、私は変わらずに毎日パティシエ としてお菓子を作っています。日本への販売はできませんが、今年はブログだけでもちょくちょく更新していきたいと思っています。

ちょっと詳しく今の現状を説明しますとドイツに住んで毎日フランススタイルのお店でフランス菓子を作っています。

一緒に働いているパティシエ 及びパトロンがフランス人で販売などしているのは主にドイツ人です。とってもグローバルなお店です。コミュニケーションはというと、
・厨房では主にパティシエ やパトロンとフランス語を使って話しています。(いや話せてはない)
・販売やカフェで働いているドイツ人は英語を使ってくれます。(みんな優しいんです)
・日常生活は必要最小限、あいさつ程度のドイツ語でなんとか...。(もしくは拙い英語)

といった具合で全て拙い3つの言語でなんとかやっています。

というわけで今年はこの3つの言語を一年かけて強化していきながら日々お菓子を作ろうと思っています。

今で9ヶ月経ったんですが、半年過ぎた頃から言語のストレスがあまり感じなくなりました。決して話せるようになったわけではなくて、これは個人的な見解ですが、それまでは日本語が全くない生活で脳が疲れる感じがしていて、プライベートまで語学の勉強をする余裕が無かったのですが、そういうような脳の疲れ的な物がだいぶ減ってきて、今年は語学強化できそうな気がしています!!

さて1月のフランス伝統菓子と言えばガレットデロワ(Galette des rois)ですね!
Galette=丸くて平らな roi=king王様
王様のお菓子!ガレットデロワ!!最近では日本でも見かけるようになってきました!簡単に説明するとアーモンドクリームを中に入れて焼いたパイです。1月6日、公現祭(エピファニー)のお祝いのお菓子で中にはフェーブという小さな可愛い陶器を入れて焼きます。
日本では馴染みがまだないので異物混入で問題にならないように焼いたアーモンドを入れていたのですが、今年はしっかり中にフェーブを仕込んで焼けました!
家族みんなで切り分けて食べてフェーブが入っていた人は金の冠をかぶり、一日王様や王女様になれるという、楽しいお菓子。
フランス人のエピソードによると、カットが終わるまで子どもはテーブルの下に隠れて待つんだとか。
大人同士職場で食べる時なんかはフェーブを当てた人は次のガレットデロワを買いに行かされ、エンドレスに何個も食べるとか。笑
皆さんいろんな楽しいエピソードがあるようです。

何気にこのお菓子は自分で作ったものしか食べたことがなくて、ていうか自分が食べたいから作って食べていたので、今もし日本で買って食べたいガレットデロワをと考えてみると、やっぱり尊敬する私の唯一無二のシェフ!フランス伝統菓子の先駆者、藤生義治シェフのが食べたいですね!!実績のわりにはあまり目立たないシェフなのでリンク貼っておきます。もう時期的にガレットデロワはやってないかな。焼き菓子なら送ってもらえると思いますよ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?