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あなたが海外に行った時、自分のことを何と言いますか?

ドイツに来てから、信頼できる友人が何人かいる。その中でもプライベートでも仲良くさせてもらっている2人の女の子について書こうと思う。

彼女はお寿司が好きだから一緒に食べに行こうと誘ってくれた。待ち合わせをしてお店へ向かう途中、すぐに彼女は環境問題について話し始めた。日本の気候はどうなのか、酸性雨、異常気象、地球温暖化について彼女は問題意識を持っているという内容だった。まるで自己紹介のように若い女の子が言っているのだ。

犬好きの私を自宅に招いてくれる、もう1人の彼女はベジタリアンで、動物保護施設から大型犬を二頭引き取り、我が子だと言って一緒に暮らしている。手先が器用で裁縫で犬用のアクセサリーを作り販売して、動物保護施設に寄付をしている。

たまたま仲良くなった人がそうなのか、彼女たちは常に強いメッセージを持っているように感じるのだ。人生に理念を持ってると感じる。

こんな時、私はいつも日本の問題は、政治が良くないという話をする。経済が20年以上成長していないから、若者がたくさん自殺する国だと。

若者が理念を持つ。人生哲学について考える。そんな時間をぜひ皆さんも自分自身に与えてほしい。忙しい日々は思考を停止させてしまう。残りの人生をどう生きるか考えさせられる日々だ。

いつか日本に行ったら案内してね!

もちろんだよ!

と言ってはいるけど、日本の問題は多すぎる。私がいつか彼女たちを連れて日本を案内する日が来るとしたら、福島の海について説明するだろう。そしてペットショップの現状をと思うだけで心が苦しくなる。


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