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先天性内反足の治療とスポーツ活動

先天性内反足についての治療とスポーツ活動

目次

  1. 先天性内反足の治療を受けた子供たちのスポーツ活動について

    • スポーツ活動の結果

    • 足の特徴

  2. 先天性内反足治療における通院期間について


先天性内反足の治療を受けた子供たちのスポーツ活動について

生まれつき足の形が普通とは異なる「先天性内反足」という状態を治療した子供たちが、中学校や高校でどのようにスポーツに取り組んでいるのかを調べた研究があります。

スポーツ活動の結果

治療を受けた子供たちは、歩くときに痛みを感じることはありませんでした。ただし、治療方法によっては長距離走が苦手な子供もいました。治療をギプスや装具で行った子供たち(保存群)の中では8%、手術を受けた子供たち(手術群)の中では25%が長距離走に苦手意識を持っていました。

しかし、全員が学校の体育の授業に参加できており、保存群では50%、手術群では60%が野球やサッカーなどの学校のスポーツクラブ活動にも参加していました。

足の特徴

治療後、足の力はしっかりとありますが、ふくらはぎが細くなったり、足のサイズが小さくなったりする傾向があります。特に重症の子供ほど、通常の足と比べて細くて小さいことが多いです。


先天性内反足治療における通院期間について

治療の進行具合によりますが、4歳から5歳ごろまでの子供たちは、夜だけ特別なプラスチック製の装具を使います。また、小学校高学年や場合によっては中学校生まで、「足底板」と呼ばれる靴の中敷きを使うこともあります。

中学校や高校に進学するころには、ほとんど大人の足と同じようになっているため、通院は年に1回程度で十分です。

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