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アルツハイマー病の薬の効果

アルツハイマー病とは?

アルツハイマー病は、記憶を司る脳の海馬の周辺から萎縮が始まる病気で、最初に物忘れが起こるのが特徴です。進行するにつれて脳全体が萎縮して認知機能全体が徐々に低下していきます。

アルツハイマー病は進行性の病気で、現在はまだ治療によって根本的に治すことができないため、次第に進行してしまいます。

アルツハイマー病の薬の効果は

現在使われているアルツハイマー病の薬は、症状を改善する効果はあるものの、根本的に治す効果はありません。そのため、薬によって記憶力などの認知機能が改善しても、病気は次第に進行していきます。

ただ、早い段階で診断して適切な薬を使えば、症状が軽い状態を維持することができます。また、薬の使用は、患者さんや家族に治療を受けているという安心感をもたらしてくれるので、日々の生活を平常に保つ効果も期待できます。

アルツハイマー病の薬の2つのタイプ

アルツハイマー病に使われる薬

現在全部で4種類
作用の違いで2つに大別されます。

1つは神経伝達物質のアセチルコリンの減少を抑える作用を持つ薬

ドネペジル
ガランタミン
リバスチグミン

の3種類です。これらの薬には、意欲を向上させる効果もあります。3つとも同じ作用を持つので、どれか1つだけ選んで使用します。

もう1つは、神経細胞の死滅を防ぐ作用を持つ薬

メマンチン

という薬で、心を穏やかにさせる効果もあります。これら4種類の薬は、認知症の進行度によって使い分けたり、アセチルコリンの減少を抑えるドネペジルなどの3種類のうちの1つとメマンチンを併用したりする場合があります。


アルツハイマー病は物忘れが起こるため、薬ののみ忘れを防ぐ工夫が重要です。

家族がいて、1日1回ののみ薬なら、家族の都合のいいときに毎日同じ時間にのんでもらいましょう。
ほかにも、薬の一覧表や1日分の薬を入れるポケットつきのカレンダーを目立つ場所に貼り、のみ忘れをチェックする方法もあります。
デイケアなどを利用している場合は、介護スタッフに協力してもらいます。

一人暮らしの場合は、医師と介護や福祉の担当者などが連携して、服薬を含めた生活支援が必要です。

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