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「骨折=カルシウムの摂取」だけではない!

●骨折にはカルシウムが必要?
 骨折すると「牛乳を飲まないと」「カルシウムをとらないと」と言われることが多いと思いますが、カルシウムの摂取は骨折の早期回復につながるのでしょうか。


 答えは「カルシウムはもちろんですが、その他の栄養素もあわせて必要」です。


 カルシウムが特に強調される理由としては、骨密度の評価につながるからだと考えられます。

 骨密度が高まれば、物理的ストレスに負けない強い骨に再生されるため、「骨折=カルシウムの摂取」ということが言われるようになったのだと思います。

 一方、その他の栄養素が必要という理由としては、骨はカルシウムだけで構成されているのではなく、

 カルシウムを定着させるための構造の土台となるコラーゲンが必要だからということです。


 例えるならば、建物の鉄骨にあたるところが骨の支柱(コラーゲン)であり、そのすき間を埋めるようなセメントの役割をカルシウムが担っています。支柱とセメントがそろってこそ強い骨ができると考えましょう。


 コラーゲンはタンパク質の1つですので、骨折をしたときにはカルシウムに加えてタンパク質を多く含む食事を心がけましょう。

 また骨の再生を促すようなビタミン、ミネラル分もあわせてとり、栄養面からも骨癒合をサポートすることが競技復帰に役立ちます。

 

さらに睡眠中には骨の成長・修復を促す成長ホルモンが分泌されるため、十分な睡眠をとることも大切です。

 骨折は長期離脱を余儀なくされるケガの一つですが、医師と相談の上で患部外トレーニングを実施し、骨折部位については段階的なリハビリテーションと栄養面からのアプローチを行うことによって少しでも早い競技復帰につながるようにしていきましょう。



【骨折の種類とカルシウムの必要性】
●骨折は大きな衝撃が骨に加わり、その連続性が断たれてしまったもの
●骨が皮膚を突き破った状態の開放骨折は、迅速な対応と治療が必要
●疲労骨折は繰り返す外力によって、骨の連続性が断たれて亀裂を生じるスポーツ障害の一つ
●骨折を栄養面からサポートするためにカルシウムだけではなくタンパク質も必要
●骨を鉄骨にたとえるなら鉄骨部分がコラーゲン、そのすき間を埋めるセメントがカルシウム
●骨折部位の管理とともに患部外トレーニングも忘れずに行って早い競技復帰を目指そう

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