○股関節の痛みと適合の悪化
股関節の適合を悪化させる 「骨盤後傾」
骨盤後傾位では、股関節は相対的に伸展位となり、骨頭と臼蓋の適合が悪くなります。
変形性股関節症は骨盤後傾位によって適合が悪くなる例です。
一次性変形性股関節症では、骨盤後傾位により臼蓋は浅くなる傾向があります。
二次性変形性股関節症では、臼蓋は過度に浅く、骨盤前傾位によって改善されることが多いです。
股関節の適合を悪化させる 「股関節内転位での荷重」
股関節内転位での荷重は痛みと関連しています。
内転位荷重が生じる主な原因は、骨盤の側方移動と骨盤の挙上です。
骨盤の挙上によって股関節の適合が過度に悪化し、内転位荷重が組織に負荷をかけることになります。
これらの条件によって、骨盤後傾位や股関節内転位での荷重が股関節の不安定性を引き起こし、股関節痛が生じやすい状態になることがわかります。
結論
股関節の痛みには、骨盤後傾と股関節内転位での荷重という2つの要素が極めて関連しています。
サポート、noteの記事購入して頂い金額の一部はえんとつ町のプペルの購入、その他クラウドファンディングの支援をさせて頂きます