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エストロゲンが太ももやお尻に脂肪が蓄積する原因なのか?


こんにちは、青木です。


当ピラティススタジオに来るお客様の
お悩みランキングを作るとすると、
「太もも・お尻を細くしたい」
という方が1番おおいです。


何が言いたいかと言うと、
それぐらい皆さん、
脚やせやお尻痩せで悩んでいらっしゃいます。


部分痩せは基本的に難しいため、
太ももやお尻を細くする場合は
全身的に体脂肪を落としていく必要があります。


以前、部分やせについて記事をまとめたので、
そちらもぜひご覧下さい。


しかし、部分痩せは出来ないのに、
女性は太ももやお尻に脂肪が蓄積しやすいと
言われています。


正直、理不尽ですよねw


そして、その原因は女性ホルモンである
エストロゲンだとも言われています。


今回は女性の太もも・お尻に
脂肪が蓄積しやすい原因について
まとめたいと思います。


ではどうぞ。

結論


女性の体脂肪蓄積に
エストロゲンが関連しているが
詳細なメカニズムは不明である

エビデンス

参考論文

エストロゲンの濃度が高いと、腰や太ももに脂肪が蓄積されやすくなりますが、これはおそらく mTOR シグナル伝達の増加とオートファジーおよび脂肪生成/脂質蓄積の抑制によるものと考えられます。

Bjune, J., Strømland, P., Jersin, R., Mellgren, G., & Dankel, S. (2022). Metabolic and Epigenetic Regulation by Estrogen in Adipocytes. Frontiers in Endocrinology, 13.


エストロゲンは脂肪形成と脂肪代謝に影響を及ぼし、女性の腰、臀部、太ももの周りに脂肪が蓄積する原因となります。

Mattsson, C., & Olsson, T. (2007). Estrogens and glucocorticoid hormones in adipose tissue metabolism.. Current medicinal chemistry, 14 27, 2918-24 .


女性はエストロゲン関連の要因により皮下脂肪や下肢脂肪が蓄積しやすく、それが脂肪と生殖能力に関係していると考えられます。

Power, M., & Schulkin, J. (2008). Sex differences in fat storage, fat metabolism, and the health risks from obesity: possible evolutionary origins. British Journal of Nutrition, 99, 931 - 940.


エストロゲンの作用

エストロゲンの作用


エストロゲンは女性ホルモンのひとつであり、
その作用には生殖機能、筋肉機能、代謝調節、
心血管と骨の健康、がんの進行、神経機能など
様々です。


中でもエストロゲンは脂肪代謝を
促す役割があります。


更年期に入りエストロゲンが減少すると
急に太りはじめたり、体型が変わるのは、
脂肪代謝に影響を与えるためです。

エストロゲンによって脂肪が増える?


ここで疑問に思うはずです。


女性ホルモンであるエストロゲンが
なぜ脂肪の蓄積に関係すると
言われているのでしょうか。


実はエストロゲンは、
内臓脂肪の代謝を促しますが、
逆に皮下脂肪は蓄積するように
促す働きがあると言われているのです。


これは妊娠時に胎児へ送る栄養を蓄える
機能によるものと考えられています。


しかし、エストロゲンが臀部や大腿部の
皮下脂肪に脂肪を蓄積するメカニズムについて、
詳細なことはまだ不明な状態です。

まとめ


いかがでしたでしょうか?


エストロゲンの作用によって、
女性の大腿部や臀部に脂肪が蓄積しやすいとの
研究論文は多く見られますが、
詳しいメカニズムについてはまだ解明されて
いないのが現状のようです。


ただ、ホルモンが関わっていそうなのは
理解出来たかと思うので、
それを踏まえた上でダイエットに
取り組むのが良いのではないでしょうか。


ホルモンは自律神経との相互作用があるので、
自律神経の調整も考慮したアプローチも
重要になりそうですね。


ぜひ参考にしてみて下さい。



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