荷重の位置について
LINEのオープンチャット(ヨガ解剖学)から来てくれた人がほとんどだと思いますが、上記チャット以外から見に来ていただいた方もいると思うので少し説明しておきます。
オープンチャットの中で、立つ時に足の内側、外側どっちで立ちますか?また、歩く時はどうですか??と質問がありましたので答えさせてもらいます。
荷重の位置に関してですが、4スタンス理論という考え方もありますが、私の個人的な見解も含めて伝えさせて頂きます。
まず、身体重心(COG)というものがあり、一般的には第2仙骨の高さの骨盤の中心にあると言われています。
参照:http://www.japanpt.or.jp/upload/branch/jsnpt/obj/files/第6回サテライトカンファレンス配布資料.pdf 京都大学大学院医学研究科人間保健科学系専攻 大畑光司
次に静的立位(止まって立っているいる状態)では足圧中心(COP)というものがあり、簡単にいうと重心が落ちる位置を表しています。重心が右にある、左にあるなんてやつはこちらのことを指しています。
参照:http://www.japanpt.or.jp/upload/branch/jsnpt/obj/files/第6回サテライトカンファレンス配布資料.pdf 京都大学大学院医学研究科人間保健科学系専攻 大畑光司
この2つを踏まえて、身体重心を支える土台としては足裏の内側の方が支えやすくなります。なぜならCOGに近く、関節の構造上も内側の方が安定しているからです。
前後の位置としてはショパール関節と呼ばれる舟状骨と立方骨付近が安定しやすいです。一本下駄などを履いたことがある方は良くわかると思いますが、その位置でないと立っているのが困難です。
土踏まずは内側アーチなんて言い方もあるのですが、その一番頂点に来るのが舟状骨です。key stoneなんて言い方もします。
外側アーチのkey stoneは立方骨です。
ちなみに横のアーチのkey stoneは第二中足骨です。
key stoneがある位置に荷重があると安定するんですね。
歩行の際の重心の位置は重心の軌道が変化します。
↑ この様に①、②、③、④の順番に移動していきます。この位置関係がずれてくると変な所にマメや魚の目が出来たり、外反母趾、変形性膝関節症へと移行してくる要因になります。特に②と③の間にマメが出来ているなんて人いるんじゃないですか!?
つまり歩行の重心は移動しています。
少しでも参考になれば幸いです。
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