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【足関節の診方9】足へのテーピングはアライメント別に行うべき

こんにちは!!理学療法士の笹川ひろひでです!!

スポーツ現場ではよく足首のテーピングが
行われますし、私も昔は痛みをその場で改善できない時は
仕方なく使っていました。

今は全く使いません笑

しかし、応急処置としてやらなければ
いけない時もあるのでそういった場合は
テーピングを巻きますし、98%くらいの
確率で良い結果を出せます。

その良い結果を出すためのテーピングの
巻き方についてお話ししていきます!

テーピングはアスレティックトレーナーでは
綺麗にしかもスピーディに巻けないと試験に
落ちてしまうようですが、

テーピングはただ足首を固めれば良いというものではありません。

良い結果を出すためには
もっとも足首にストレスをかけない
関節の動きをさせるテープを巻く必要があります。

その機構はウインドラス機構を用いて
これまで説明してきましたが、足首を
安定させている筋肉は

・ 後脛骨筋(アーチを引き上げる)

・ 腓骨筋群(アーチを下げる)

この二つです。この二つの筋肉が
しっかりと働くと足首は地面に対して
まっすぐに着くことができるようになるため

かかとの外側が擦れたり、
魚の目やタコがなくなったり、
土踏まずの疲労が取れたり、

するわけです。

スポーツの現場では事故的に
足首を痛めるケースが非常に多いです。

例えば、ジャンプした後の着地に失敗する、
誤ってボールを踏んでしまい、足首をひねるなど

バレーボールではブロック後に
ボールや人の足に乗ってしまって
怪我をすることが多いです。

このように突発的に強い外傷が引き起こされると

足首は思うように動いてくれません。

先ほどの足首を安定させる機構である
後脛骨筋や腓骨筋の働き一気に失うことに
なるわけです。

テーピングをする際は

これらの機構のサポートをしてあげる
テープを巻いてあげることで、ほぼ確実に
痛みを軽減させて、跛行が出る歩行も改善します。

どのように巻くのかというと

後脛骨筋サポート
として舟状骨から後脛骨筋に沿って
土踏まずを引き上げるようにテープを
巻きます。

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もともと、扁平足の選手や
外反母趾のある選手には
非常に有効なテープです。

またほとんどの選手は腓骨筋が
働かなくなるのですが土踏まずと足の甲を
一周するように足部の回内を誘導するように
ぐるっとテープを巻きます。

そうすることで

腓骨筋のサポートをしてくれるので
足の外側に体重が乗ってしまうことを
抑制でき

その場でスポーツを続行できたりもします。

まとめると

ただ固めるだけのテーピングは誰でも
巻くことができますが、その選手のアライメントや
働いていない筋肉の補助をするためのテープは

非常に有効だということです^ ^

まあ、きちんとした施術していれば

どんなにひどい足関節捻挫でも
2週間とかで腫脹は改善しますし
競技復帰もできます。

一ヶ月以上ずっと足首が痛い・・・

なんていうのは明らかに施術の仕方が
間違っているか、骨折しているかのどちらかです。

足部アライメントの評価の重要性は
何度もお話ししてきましたが、今までの
知識がしっかり身についていれば

テーピングにも応用できるのです!!

また何か分からないことがあれば
聞いてくださいね〜^ ^

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