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効果の出るストレッチの科学的な「強度」は?〜ストレッチの強さの最新科学〜

今回のテーマはストレッチについてです!


ストレッチには動的、静的の2つのタイプがありますが、今回のコラムでは静的なストレッチがメインテーマとなります。

ご存知の通り、可動域の向上はスポーツ動作や日常動作における機能動作を最大限の効率で遂行するために必要不可欠ですね。可動域向上のために、静的ストレッチが良く行われますが、ストレッチの効果は4つの要素によって変化するとされています。



頻度、強度、時間の長さ、ポジション


です。

今回はこの中でも強度に関して解説していきます。


一般的には痛気持ちいポジションで止める強度で行われることが多いかと思いますが、科学的にはどのくらいの強度が適切なのでしょうか?


このあたりを最新のエビデンスを踏まえて解説していきまーす!


ストレッチにおける強度の科学的定義

詳しく解説をしていく前にストレッチにおける”強度”の科学的定義について説明していきます。

実は、ストレッチにおける”強度”の科学的定義は統一されていないところがあります。

既存のエビデンスで提言されている定義には「ストレッチの過程で関節にかかる力やトルクの大きさ」や「個人が主観的に耐えられる程の関節可動域の変化によって引き起こされる筋肉・腱の伸長の度合い」などがあります。そのため、研究では強度の比較を個人の主観に基づいています(例:耐えられる痛みのレベルの80%や、もしくは10点満点の痛みの評価スケールなど)。


最新のシステマティックレビューによる見解

それでは、上記の定義を踏まえたうえで、科学的エビデンスについて詳しく見ていきましょう。今回紹介する研究は2023年3月に発表されたばかりのシステマティックレビューとなります。

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