Fascia Movement System〜筋膜から運動を分析・指導できるnote〜
運動は薬になります。
吉田はこれを信じて止まないのですが。どうやらもっとちゃんと伝えた方が良さそうです。体の仕組みからしっかりと運動を。そして運動を適切に処方できる人を増やしたいので。
1年くらい時間を寝かせて書きました。
「Fascia Movement System」
うん、なんかありそう( ̄▽ ̄)
略したらFMSなので、そのうち名前を変えますw
というわけでいきます!!
このnoteは
・運動に関する人間の基礎的な反応
・体性感覚を利用した運動の応用
・新しい姿勢分析の評価概念
・Total/Partial Assessmentから運動を評価に落とし込む
・さらに筋膜ごとに評価項目と運動項目をシステム化する
ことを中心に書いてあります。
このnoteを読んだあとには
・運動で人の体を評価することができる
・動作分析をシステマチックにできる
・結果的に臨床時間を短縮できる
・オンラインでも十分にマンツーマントレーニングが可能になる
・筋膜の問題を運動から見つけ出しエクササイズで改善することができる
ことができるようになっているでしょう( ´∀`)
購入してくれた皆様の声です↓
実際吉田の臨床の8割を占めている考えと、実際の運動処方についてのまとめです。
今までの経験と知識と技術を。運動を薬にするための筋膜と感覚と運動の組み立て方をシステム化してnoteで紹介します。
ではどうぞ!!
目次
そもそも人間の体を構成するものは?
多くの人が「筋肉」に詳しく、それだけで人間の体が成り立っていると思っている人が多いです。
でも実際は・・・全く違いますね。
のように複数の要素が絡みます。
で今回吉田が紹介するのは中枢神経機能と筋骨格系の部分からの「運動」です。その前提を捉えながら聞いてみてください。
感覚運動システム(sensory-motor system)
どうやって人は動くのか?の根本です。筋肉だけで人の動きを考えるのはナンセンス。絶対的に脳の経路が大事になっていきます。
わかりやすく説明しますね!
視覚・前庭・体性感覚の重要性
感覚自体はこんな感じで分類されています
1内臓感覚(内蔵痛覚、臓器感覚)
2体性感覚
・皮膚感覚(触覚、圧覚、温・冷覚、皮膚痛覚)→皮膚粘膜
・深部感覚(振動感覚、運動感覚、位置覚、深部痛覚)→筋、腱、骨膜
3特殊感覚(味覚、嗅覚、前庭覚、聴覚、視覚)
感覚から人は脳で判断して運動出力として表します。
つまりこの「感覚」が多いほど運動も鋭くなるということですね。
特に運動で重要なのは感覚入力は
1視覚(5感うちの70~80%が視覚に依存。つまり脳の情報処理の70~80%が視覚)
2前庭覚(三半規管が影響。つまり頭部の位置を変化させる運動が大事)
3体性感覚(触覚、圧覚、温覚、冷覚、痛覚などの皮膚感覚と筋、腱からなる深部感覚)
ですね。
この感覚入力を意識してエクササイズを作り構成しましょう。
体性感覚と運動
1エンドレンジまで体を動かす
2手足の末梢の「ねじり」を加える
3足部の可動域制限は改善しておく
です。
体性感覚に関して→小さな関節では皮膚感覚、大きな関節は深部感覚の受容器が重要。この深部感覚の受容器が筋紡錘や腱紡錘になる。この体性感覚をトレーニングするためにはどうしたら良いか?
深部感覚に関しては皮膚・筋・骨・腱・骨膜に刺激を与えれば良い。ということは可動域の最終域までの運動が好ましいですね。つまりエンドレンジまでしっかり動かすことです。
さらに皮膚や末梢神経の走行を考えると「ねじり」の運動は非常に重要になります。特に末梢の手足を捻って動かすことはあらゆる組織のスライドを大きくします。(これは血流改善や痛みの緩和にも影響します。)
触覚や圧覚に関してはテーピングやインソールやインナーウェアがツールとしては有効。もしセルフで行うのであれば皮膚をさすることでも効果は得られますね。
また立位の時にもっとも重要な感覚入力が「足部」です。足部からの入力が体に与える影響が大きいからですね。「足関節・足趾に可動域制限がある→体性感覚が狂ってしまう→立位時の緊張も変わってしまう」です。だからこそ足部を調整することは非常に大切になりますね!
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