疲労最大の原因は「睡眠」だった!?疲労を回復させるための睡眠の知識
今回のテーマは疲労に関する最新のエビデンスです。
今回は、仕事の労働によって蓄積される疲労がテーマとなります。
時々、過労死のニュースなどをテレビで聞くことがありますが、疲労は日本だけではなく世界共通の問題と認識されています。長時間労働や、体内時計(サーカディアンリズム)の異常、長い通勤時間などは睡眠の量と質低下の原因になります。
そして、仕事における疲労は何よりも睡眠不足の影響が一番大きいとされています。アメリカの調べでは35%もの人が十分な睡眠を取っていないことが明らかにされております。
そのため今回は疲労回復に不可欠な睡眠に関する科学的エビデンス情報をまとめていきたいと思います。
睡眠の基礎知識
眠気はホメオスタシス(生体恒常性)と体内時計(サーカディアンリズム)によって調整されています。
ホメオスタシスによる眠気は睡眠時間と、直近で起床した時よりどれくらいの時間が経過しているかによって決まります。睡眠の専門家は1日7-9時間の睡眠を推奨していますが、睡眠時間が7-9時間未満になった場合は認知機能、パフォーマンス低下に繋がります。
ちなみに、睡眠不足には単純に睡眠を取らないことによっておこる急性睡眠不足と、日々の睡眠不足が蓄積して起こる慢性の睡眠不足と分類することができます。毎日短い睡眠を取っていればそのうち慣れると聞くこともありますが科学的には睡眠不足に慣れることは一生ないようです(笑)
睡眠不足による耐性は個人差が激しく3時間睡眠でも問題ない方もいますが、万人に通じるものではございません。
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