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#ウィメンズヘルス

骨盤帯の安定性を評価する方法

産後女性の骨盤痛は本当に多いですよね。 勤務している整形外科でも、わたしの友人やいただくDMでも、骨盤痛の方が本当に多いと感じます。 そして整形外科や病院などでお目にかかることも多い疾患だと思うので、過去にもいくつか産前産後女性の骨盤痛について記事にしてきました。 実際に、産後女性の76%が仙腸関節周囲、57.2%が恥骨結合周囲に疼痛を認めたという報告があります。(Rost CC, Jaqueline J 2004) 今日は、産前産後女性の骨盤帯について書いていこうと

産後に重要な大殿筋

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切迫早産と理学療法

表題にもある「切迫早産」 実は私も第二子の妊娠中になってしまい 仕事をお休みして自宅安静のまま出産を迎えました。 理学療法士、看護師、介護士など身体を使う仕事の人や立ち仕事の人は切迫早産に なりやすいと言われおり、日本理学療法士協会の調査で19.3%の経産婦PTに切迫流産が発生したという報告があります。 他人事ではないセラピストの切迫流早産。 今日は 切迫早産に関する知識 諸外国と日本の対応の違い 理学療法士としてできる関わり について記事にしていきます。 切

ウィメンズヘルス、自分には関係ないって思ってない?

Physio365のライターになって11ヶ月。 毎週、ウィメンズヘルスに関する記事を執筆してきました。 毎週読んでアクションを下さる皆様。 DMでメッセージを下さる皆様。 本当にありがとうございます。 ウィメンズヘルスケア領域に携わるセラピストの方が増えている中、私の記事にこうやって目を通していただけることにとっても感謝しています。 さて、今日はなぜこの表題で 記事を書こうと思ったかというと、 「ウィメンズヘルスって自分にはあまり関わりのない分野だ」「高齢者の方がメ

産後に多い「立ち上がる時だけ膝が痛い」について

産後に多い仙腸関節痛へのアプローチ

先日、理学療法士の諸先輩方が妊産婦さんの身体トラブルについて1万人規模のアンケート調査を行いました。 その結果「妊娠中、産後の女性の91%に 腰痛や尿もれ等の身体的トラブルがあった」という結果になり、自民党政務調査会で提言されました。 母子手帳に身体トラブルに関する項目の追加があるかもしれません。 そうなると、母体の身体ケアに関する対応が産婦人科でも必要になってきます。 そうなると、セラピストも産前産後の身体トラブルへの対応が求められます。 男女問わず、出産経験は関係な

産後ママが頸部痛になりやすい理由

産後っていたる所に痛みやトラブルが出やすいんですが、 腰痛や腱鞘炎に続き地味に多いのが頸部痛のママ。 産後になぜ頸部痛になりやすいのか どのように臨床で介入しているのか について紹介していきます✦ฺ 産後に多い頸部痛産後の身体トラブルに注目した調査では、頸部、肩ともに疼痛が起こる割合が産後に優位の増加しています。 整形外科クリニックで勤務していても、頸部痛の症状でのリハビリ処方に加え、腰痛や腱鞘炎などの他の主疾患でのリハビリ中に「実は首も痛くて…」と話される方が多い

妊娠出産での腹筋群の変化

妊娠・出産での「腹筋」の変化は著しいです。 腰痛などのマイナートラブルにも関与する部分なので 今日は、 産前産後の「腹筋」がどう変化するのか どのような運動が必要なのか について解説していきます! 妊娠出産で腹筋は使いにくくなる妊娠中の数ヶ月間、お腹が大きくなることで腹筋群が大きく引き伸ばされます。 出産後には急激に腹筋群の張力が低下するので、この妊娠出産の過程で腹筋群の機能低下が起こるとされています。

骨盤底筋エクササイズの選択方法

骨盤底筋群のエクササイズは、尿もれの改善だけでなくインナーユニットの機能向上効果もあるため、臨床で用いているセラピストも多いと思います。 しかし、座位や背臥位になって「骨盤底筋をしめる」といったエクササイズ以外にどのような方法で骨盤底筋群にアプローチしていけばいいのか悩んでいるという声も聞きます。 骨盤底筋も他の筋と同様に「レベルに合わせた運動」「目的に合わせた運動」が大切です。 今日は、骨盤底筋群のエクササイズに関する考え方と、レベルに合わせたエクササイズ方法をご紹介

骨盤底筋群のトレーニング効果をさらに上げる方法

産後 = 骨盤底筋群の弱化 骨盤底筋群の弱化 = 骨盤底筋トレーニンング だと思っていませんか? 骨盤底筋群の機能低下があると、尿失禁や骨盤臓器脱だけでなく骨盤帯痛、腰痛などのトラブルにつながってしまいます。 しかし、骨盤底筋群が弱化しているからそこだけトレーニングをすればOK!というわけではありません。 今日は、骨盤底筋群のトレーニングをする前に抑えておきたい考え方と、骨盤底筋トレーニングの効果をさらに上げる方法を5つシェアしたいと思います! 骨盤底筋群の弱化は骨盤

産後のADLについて知っとこう!【抱っこ・抱っこひも編】

出産後、家族として生活は大きく変化しますよね。 わたしも子供が生まれるまでは、主人と東京のいろんな街で飲み歩いたり、友人と遊んだりと、夫婦で各々の楽しみ方をしていました。 子供が産まれてからは「家族で〜〜をする」ということが増えてきて、生活の中心はお酒から子どもに置き換わりました。笑 と、前置きが長くなりましたが 今日は「産後のADL」について書いていきます。 と言っても、先ほどお話ししたように出産後と前って生活が一変するようにADLもガラッと変わります。 1回ではn

姿勢から考える排泄機能について

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出産後の会陰部の引きつり感への介入

産後のマイナートラブルは腰痛や腱鞘炎など さまざまな痛みがありますが「会陰部の痛み」は出産直後から多くのママが経験します。 今日は、産後の会陰部の痛みや引きつきり感に対しどのような介入ができるのかについて書いていきます。 なぜ産後に会陰が痛くなるのか産後の会陰の痛みは、 ・出産時に会陰が裂ける会陰裂傷 ・出産時に事前に会陰を切る会陰切開  の傷の部分の痛みで、 会陰を縫合したことによる引きつり感もあります。 産後1ヶ月検診時には、傷口の痛みが落ち着いている場合が多いで

整形外科クリニックでの産後リハビリのはじめ方

先日、とあるYouTuberの方が こんなツイートをされていました。 妊娠出産は病気ではありません。 なので、現状では産後の体をケアするには 民間のサービスを受けることがほとんどです。 産後の体型を気にされる方が多いことも事実ですが 産前産後に疼痛を抱える女性が多いことも事実。 産婦人科は産後1ヶ月検診をもって、 基本的に母体の診察は終了します。 そうなると、 保険診療内で疼痛の相談できる先は 整形外科となるわけです。 でも、正直なところ 「整形外科を受診しても湿布