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臨床心理士のみ取るか、公認心理師も取るか悩んだ時の話

今回は、「心理職を目指してみようかな」と思った時に、「臨床心理士のみ」の資格を取るか、「臨床心理士と公認心理師の両方」の資格を取るか悩んだ時の話を書いてみます。

筆者は、社会人をする中で心理職へのキャリアチェンジを検討し始めました。
結果的には、「臨床心理士と公認心理師」の両方の資格を取得することに決め、通信制大学へ3年次編入した後、仕事を辞めて大学院へ進学しました。
現在は大学院を修了し、実際に心理職として働いています。

「臨床心理士のみ取るか、公認心理師の資格も取るか」というトピックは当時、かなり頭を悩ませたのでその時の思考プロセスを思い起こしてみます。
また、実際に心理職の就活をして「臨床心理士のみの資格」と「臨床心理士と公認心理師の資格」を持っている人の違いを感じたので、最後に書いておきます。(あくまでも筆者の観測範囲内ですのでご了承ください)

個人的な体験談であり、n=1の感想ですが、興味のある人は読んでみてください。


心理職に興味を持った当時のプロフィール

・大学の学部卒(理系)
・一般企業で正社員として働く(業務内容は心理職とは一切関係なし)
・心理学の知識はゼロ

迷っていた当時、考えていたこと

資格を取るまでの年数の違い

臨床心理士の資格のみ取得する場合は、大学院へ行けば受験資格を得られますが、公認心理師の資格は基本的に、大学4年+大学院2年の計6年間学習し、受験資格を得ることになります。
既に理系の大学を卒業していたので、大学は3年次編入して、心理学の単位だけを取ればいいということだったので、公認心理師を目指す場合は「大学に3年次編入(2年間)→大学院受験→大学院へ入学(2年間)」の合計4年間が最低でも必要でした。

臨床心理士のみの資格を取る場合は「大学院受験→大学院へ入学(2年)」という最短2年間で受験資格を得られる計算です。
この2年間の差が、今後のキャリアを考える上で大きなネックになりました。

正直、お金のことを考えると、「学生期間はなるべく短く済ませて、早く働き始めたい…」という気持ちもありました。


大学院受験を突破するために心理学の勉強が必要

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