毒親の克服、親への不安や恐怖を手放す方法

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こんにちは、心理カウンセラーのしん（@psynote__）です。

あなたは下のようなことで悩んでいませんか？

・自己価値観・自己肯定感が低い
・人に傷つけられることに敏感
・漠然とした生きづらさ
・自己批判
・完璧主義
・依存癖（恋愛・アルコール・薬）
・他人を信用できない
・感情のコントロールが苦手
・不安障害、うつ病

あなたが抱えるこうした問題。

その原因が「親」や「家庭環境」にあることは、あなたもすでに気がついていると思います。

今、親元をはなれて暮らしている方でも、ふとした時に親のことを思い出して苦しくなったり、過去の自分を思い返して悲しい気持ちになることがあるでしょう。

このように、あなたの心の傷、親の毒は、親から離れただけでは消えることはないのです。

「毒親の克服」を以下のように考えている方がいます。

「毒親とは絶縁するしかない」
「反抗すればスッキリする」
「付き合いは最低限に留めて他人のように付き合う」

こうした方法の全て間違っているわけではないのですが、これでは毒親を克服したことにはなりません。

なぜなら、親への

「怒り」
「悲しみ」
「執着」

これらが心に残ったままだからです。

この親への「怒り」や「悲しみ」「執着」こそが、あなたが抱えるさまざまな問題の根幹にあるものです。

例えば、小さな頃に親に優しくしてもらえなかったり、認めてもらえていないと感じていた子供は、大人になってその役割を恋人に求めます。「見捨てられ不安」や「承認欲求」はいずれ「恋愛依存」と形をかえ、当人を苦しめます。

この記事はそんな「あなたの苦しみ」を取り除くために書きました。

あなたがこの記事を読むメリットは以下の3つです。

その①：親に対する不安や恐怖感がなくなる
その②：自己肯定感が高まり、生きやすくなる
その③：毒親を連鎖させる心配がなくなる

ひとつ確かなのは、この記事の内容を実践することで、あなたの人生は間違いなく良い方向へ変わるということです。

また、「毒親の克服」と聞いてこのように思う方もいるかもしれません。

「いまさら毒親の克服なんて遅すぎるんじゃ…」
「親とほとんど話してないのに克服する意味なんてあるの？」
「傷ついてきたのは確かだけどもう昔の話だし…」

そんなことはありません。

あなたがいくつだろうが、結婚していようが、子供がいようが、今から毒親を克服する意味はかならずあります。

あなたは人がもっとも不幸を感じる生き方をご存知でしょうか？
それは「過去のつらい思い出や、後悔を抱えたまま生きる」ことです。

ぜひこの記事を最後までお読みいただき、内容を実践してみてください。

この記事があなたらしい人生を取り戻すための一歩になるように、そしてあなたの心の苦しみが少しでも癒えるように願っています。

【目次】

第1章：毒親の克服は決して簡単ではない
第2章：なぜ苦しい思いをしてまで過去を探る必要があるのか？
第3章：【ワーク】「毒親」の特徴から過去を振り返る
第3.5章：一度ゆっくり休みましょう
第4章： 「毒親」の始まりを知る
第5章：それは本当に”あなた”の考え？
第6章：「親との境界線を引く」とはどういうことか
第7章：親は許さなくてもいい、仲の良い親子関係を目指さないこと
第8章：「怒り」を正しく認識すること
第9章：親への期待を捨て「悲しみ」を背負う勇気を持つ
第10章：毒親に直接気持ちを伝えるべき人、そうでない人
第11章：親に気持ちを伝え、過去の自分と決別する
第12章：直接、親に気持ちを伝えられない場合
第13章：あなたは「本当の自分」に気づく
第14章：「絶縁」が全てではない。新しい付き合い方を考える
最終章：「自分らしく」生きる幸せ。あなたの人生は始まったばかり

【第1章】毒親の克服は決して簡単ではない

この記事を読んで下さるあなたに、まずはじめに大切なことをお話ししますね。

それは、毒親を克服すること。毒親を自分の心から追い出すのは決して簡単ではないということです。

なぜなら、克服の過程では、あなたが心にしまい込んだ怒りや不安、悲しみを再体験することになるからです。

しかし、その苦しみを乗り越えない限り、あなたはこれからもずっと親の毒に苦しみ続けます。

またもう一つ大切なポイントとしては、この記事の内容を読んだからといって、すぐに毒親から開放されることはないということです。

この記事は、あなた自身が毒親と向き合い、自分らしい人生を歩むための第一歩、つまり「きっかけ」でしかないということです。

毒親克服の基本：知っておくべき3つのこと

毒親を克服するにあたって、最初にあなたに知ってもらいたいことを3つ紹介します。

１．親はあなたの「神」ではないこと
２．子供時代のあなたは「被害者」だったこと
３．あなたの人生はあなたが決めていいということ

これらの3つは、毒親克服の基本となる考え方です。

今のあなたは、親に口答えをしたり、反対したり、ただ自分の意見を述べることにすら、不安を感じてしまうかもしれません。

そんなあなたを見て、親は今のあなたの性格を「あなた自身の性格」だと考えていることでしょう。それが子供時代からのあなたの性格で、元々の性格なのだと。

しかし、実際には違います。今のあなたの性格は親によって作られたもの。

あなた本来の「性格」や「資質」を、親が奪い変えてしまったのです。

そういう意味では、あなたは本当の自分を見失っている状態と言えるかもしれません。

今のあなたの心には、いつもどこかに親が隠れています。

自分でも気づかないうちに、「親の選択」を「自分の選択」ととらえてしまったり、親を憎んでいるはずのに、気がつけば親と似た価値観を持っているのはそのためです。

ですが、あなたが今抱えている問題。
それらは全て『解決可能』だと断言します。

毒親を克服し、自分らしい人生を取り戻すために、その方法を一緒に学んでいきましょう。

【第２章】なぜ苦しい思いをしてまで過去を探るのか？

これまでのカウンセリングの現場で「あなたの親は一言でいうとどんな親でしたか？」と聞いて即答できた方はほとんどいません。

これは親について考えることを脳が拒否する、いわば一種の防衛反応です。

話を聞いている私が聞くことを避けたい気持ちになるほど、とてもつらい幼少期を過ごしていたにも関わらず

「まあ昔のことですから」
「昔はいろいろあったけど、今はそこまで仲が悪いわけでもないですよ」

このように、どこか親を正当化してしまう方が多いのです。