言霊の正体

「私は〜です。」
魔法の言葉を誰もが口にした事があると思う。
科学者、教師、ミニマリスト、フェミニスト、社会評論家、神父などの肩書きを名乗る。
このセリフの副作用は気にした事はあるだろうか?それは”自分の行動を制限している点”だ。
肩書きを名乗った瞬間から、良くも悪くも行動範囲が限定される。
 科学者→幽霊の存在を肯定しにくくなる
 ミニマリスト→特定の物を買えなくなる
 神父→変な事がしにくくなる
 フェミニスト→性別の記事に敏感になる
意識的に制限してる場合は良いが、無意識に行っている場合はデメリットにもなり得る。自身で行ったラベリングの副作用は頭の片隅に入れておいた方が無難だと思った。

これと似たセリフで、
「私は〜が出来ない」「私は才能がない」
などがある。肩書きを名乗るのはメリットも存在するが、これらのセリフにはデメリットしか無いように思う。
理由は、無意味に可能性を狭めてるからだ。
「宣言する→やらない→本当に出来なくなる」
できたかもしれない事を、自分自身で出来なくする。このセリフが原因で、自信のなさや幸福度の低さに繋がる可能性があると思う。
 一応、改善策を考えてみよう。可能性を制限して負の連鎖を始めている訳だから、セリフを変えればいい。「私は”まだ”やった事ない」や「私には”まだ”難しい」に置き換えるだけでも負の連鎖は始まらなくなるだろう。

自分を制限するセリフには、人生を好転させる可能性もあるが、自分自身を不幸にする場合もある。自身の足枷にもなり得るので気をつけなければいけないと思う。

筆者:「私は隙だらけの哲学者です!」
無意識:「多少ツッコミどころがある記事を書かないとなぁ...」←本当に?(笑)

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