人生は早めに諦めよう

考えた。
久々にモーニングノートを書いて考えた。

前までは毎日書いていたモーニングノートもついに月1になっていた。
仕事が忙しかった。
そしてほとんど何も得るものがなく,記憶に残る経験がなく,時間だけが過ぎていった。

早い。人生が早い。
気がつくと1ヶ月。
何も変わっていない。
気がつけば3ヶ月。
まだ転職したばっかなんで~とかいう言葉はもう使えなくなっていた。

思った。
人生を諦めよう。
結論は,諦めることだった。
少し心が軽くなった。
ちょっと前向きな気持ちで,コーヒーを飲めた。

好きな人と付き合う。
32歳くらいには結婚する。
年収は1000万くらいになりたい。
周りに自慢できる人間になりたい。
進学校に通っていたから周りはそのうち1000万になるやつが沢山いる。
そんな人たちに恥じないように。
年収は伸ばさないと。
友達とも遊ぶ。
定期的に旅行に行く。
彼女がいて,友達がいて。
年収は十分にあって,それなりにきれいな良い家に住んで。
「生きる力」がある人間。
そんな人になろうとしていた。
執着していた。

振られた人とは付き合えない。
コミュニケーションが下手な自分は友達と長期的に良い関係を気づけない。
会社の人,仕事で関わる人にも心を開けない。
年収は上がったとしても,人に自慢できるような額にはならない。
おしゃれな人には多分ならない。
洗練された人には多分ならない。
ずっと孤独。
普通に,死ぬ前まで,結婚もせず,友達とも対して遊ばず,普通に孤独な生活をずっと続けて,毎日あーあと思いながら,なんとなくユーチューブとか見て,たまにある人との交流でほんの少しの元気を補給して,生きていく。

多分そうなる。
人生が劇的に変化するなんてない。
マッチングアプリは全くマッチしない。
友達とシェアハウス生活を初めて,休日にバンド組んで練習するとか。
全部夢。
想像。
明日も同じ。
マッチングアプリは全くマッチせず。
友達に連絡はできず。
なんとなくサッカーを見て。
ウーバーイーツを頼んで。
一人で生きる。
1年くらいたって,また身近な人が結婚して。
そんなことの繰り返し。
気がつけば30歳,35歳,40歳。
とはいえ,これは犯罪でもなんでもない。
そういう人生なだけ。
人に迷惑はかけない。
ただ自分が物足りなさを感じるだけ。

どうせ孤独。
結婚はおろか,彼女もできず普通に年を取っていくかもしれない。
なんか最近,何をしてもうまくいかない。
自分がほしいと思うものを全く得られない。
何もかもコントロール感がない。
ぜんぶ,うまくいかない。

自分はこの程度の人なんだと思う。
彼女を作ることもできないし,友達はいないし。
休みの日は家の中にいて無為に時間を過ごす。
仕事だけはやらないといけないから,不快な気分を我慢してそれなりにやる。
乃木坂を見て少し笑う。
少し虚しくなって,虚しさをごまかす。

こんな自分を受け入れること。
情けない自分を受け入れること。
見栄を張って,おれはやるんだって言って,
結局何もできずに情けなく終わっていく自分を受け入れること。
そしてそれを会った人に話すこと。
自分が情けない人間であることを人に伝える。
隠さない。
その程度の自分なんだと言う。

自分で自分を許す。
他の人からしたら,自分が仕事が対してうまく行っていないこととか,彼女ができないこととか,友達がいなくて孤独な独身生活をしていることとか,だいぶどうでもいい。
ただ自分で自分を許し,自分の情けなさを笑って受け入れれば良い。

彼女はできなくて,結婚もできないかもしれない。
友達も少なくて,一人旅とかに行くことが多くて,年収はパッとしなくて。
そんな人間として生きていく。
それが自分の現実的なシナリオ。

なんかベストのシナリオだけを追っていた気がする。
現実的なシナリオを見て,自己評価したほうが真っ当な気がする。

では最悪なシナリオとは何だろう?
なんか毎日焦るだけで,心に余裕がなくて,
気がつけば鬱になって,仕事辞めて,とか。
とはいえ落ちるところまで落ちたらそれはそれで面白そう。
そもそも誰も自分の生活の具体を知っている人がいない。
仮に無職になっても,誰も気づかない。
とすれば最悪とは,出来ない理想を追いかけて無為に時間を過ごし,結果何も思い出がないこと?

最悪な人生ってなんだろうか。
最高の人生はイメージがつくが,最悪な人生がよく分からない。
生きることが辛いのは最悪か。
生きたくないのに生きる。
それがしんどい。
じゃあ少しでも生きたいと思える理由があればそれで良い。

最悪を避けて,現実的なシナリオを自分の人生の指標にして,理想は忘れる。

出来ないことを諦めよう。

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