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写真の事。

26歳で広告写真のスタジオに入り、30で独立。それから気が付けばもう35年余り経ちました。糊口をしのぐための仕事として「撮影」を選んだので作家的なことはやっていませんし、もちろん芸術家でもありません。狭い分野、建築、ファッションやブライダルなど、何かに特化してるわけでもありません。雑誌からはじめて、カタログ、広告や出版関係などのモノ、ヒトの撮影だけでこれまでなんとかやって来ました。
近頃は、同業者の廃業、転職、友達の死、自身の病気、いろいろあって考えることも多く、この先はぼちぼちと後始末を付けながらやっていくことになりそうです。
デジタル化以降、仕事のやり方もずいぶん様変わりしてきましたが、30年前には、まさかこの歳になっても仕事してるとは思ってもみませんでした。昔はAFもなくf値やSSは小さな文字、50を超えると目は衰えてきて見ずらくなり、だんだん現場から遠ざかり、60過ぎる頃には撮影は任せて経営者としてやっていくか辞めるのが普通でしたから。
撮影機材も、4x5からブロニー、135とそれぞれワイドから望遠のレンズまで一通り、三脚、スタンドにストロボetc.と相当な出費でしたが、今じゃ、100万もあれば一通り揃いますから楽になったもんですね。
偉そうにする訳ではありませんが、時々お手伝いをお願いする若いカメラマンの方々とお話しすると、そんなことも知らないのか、と驚くことも多いです。まあ知らなくてもどうにかなりますけど、それをふまえてちょいと応用する、ってことがどうも苦手なような気がします。
そこで、ちょっとしたTipsとして私が知っていることなど、ここでなにかお伝えできれば、少しでも仕事として写真撮影をする皆さんの役に立てばいいな、と考えてnoteを始めてみました。よろしくお付き合いください。

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