地域の手話サークルの噂その3
前回、前々回と地域の手話サークルの評価をどんどん下げていることに気づきました。
先に言い訳をすると、僕は地域の手話サークルに所属しているし、そこの人たちはいい人たちばかりです。その地域で昔から使われているろう者の表現も学べています。
これまで書いた噂は所属するサークルにも当てはまっていますが、だからと言って悪いサークルだとは思っていません。
他の手話サークルも、高齢者が多くてろう者が少ないからといって、一概に「良くない」「もっと頑張れ」なんて言えません。
ただし、今から書く「地域の手話サークル噂その3」については、弁明の余地なくダメです。
それでは最後の噂はこちら
地域の手話サークルの噂その3
〈手話を使わない〉
マジです。
これがね、、ほんとにね。地域の手話サークルが抱える最大の問題なんですよ。
もちろんサークルによっては音声禁止で、活動中は手話のみのところもあるとは思います。
あるとは思うのですが、、多くの(あるいはほとんどの)地域の手話サークルは声の飛び交うお喋りサークルなのではないかと思っています。
参加したことがないと雰囲気が分からないと思いますが、想像以上にみんな声で喋ります。
本当に、壊滅的に、絶望的に手話しないんですよ。。。
僕自身の話をすると、これまでにもいくつか地域の手話サークルに見学に行きましたが、もれなくどこもお喋りが飛び交うサークル。
その後、手話サークルなのに手話を使わないところがあるという話を聞き、本当に実体験としてその通りだなと。
今の入っている手話サークルも入会当初は手話のみでコミュニケーションをとろうとしていました。
ただ、それでは本当に何も通じない。。
まともに会話できません。
意地でも声を出さないぞ!と思って、手話や指文字、ジェスチャー、あの手この手でサークル参加者(聞こえる人)とやり取りをしてみました。
どんなに頑張っても相手は全く手を動かさないで喋り続けるし、言いたいことはなかなか伝わらないしで諦めてしまいました。
手話してみてほしいと伝えても、声が使えるとすぐに手はお留守。。
地域の手話サークルの噂その3
〈手話を使わない〉
かなり本当だと思います。
そりゃろう者も参加しません。
だってみんな声で好き勝手喋るのだから。
普通の聞こえる人たちとの集まりと同じ。
何も分からないまま物事が進んだりする。
サークル内で声だけでお喋りすることが、ろう者にとってどう見えているのか、自分が何をしているのか、本当に理解しているのか。
と、真面目に問い詰めてもいいことないので、ここに書いています。
正直このシリーズは「手話を使わない手話サークル」について書くために始めたようなものでした。
怒って、愚痴っても仕方ないのだけど、どうしても言いたい(もはや直接言ってるけど)
手話初心者への対応や運営上の都合があることもある程度分かります。人間関係上やっぱり難しいこともある。
それでも、手話サークルなんだから、手話使おうよ。
これからも細々と言い続けようと思います。
というわけで次回は実際に手話サークルで手話だけで活動してみた話。
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