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心身リハビリ雑記/ワレンベルグ③

[リハビリ開始]
入院後一週間、漸く点滴が終わり、一般室へ移動。
整形外科の混合病棟。
転倒して骨折された方が殆どで、ある意味活気に溢れて居た。

床頭台にテレビがあったが、観たのは院内案内だけ

一日4回のリハビリ。

[言語聴覚士]
嗄声が酷い私に、根気強く発声訓練を指導下さった。
昼食を見守り、刻みから常食へ変えて下さったのは、看護師でも栄養士でもなく、この方。誤嚥防止に、お茶のトロミ加減も調節頂いた。
ある程度回復した時、院内ピッチで遊んだり、病院あるあるの雑談で楽しませて下さった。

[作業療法士]
私もいよいよ塗り絵と風船バレーかと悲観(勤務先の作業療法)。
実際は、軽いストレッチから、復職目的のノートパソコン入力など手指の機能回復訓練。
スマホのミスタップは見事に改善された。
朝夕2回、リハビリ導入の何気ない雑談が緊張を解いた。
お見事❕
ただ...
待合室で佇んで居たところ、対面に勤務先から転院した方が座って居た。
私自身が搬送される数日前、この方に衣類等を届ける為、面会している。
お互い病衣での再会。
空気を凍らせたのは私だけで、その患者さんから「あら、相談員さん」と言葉を頂いた時、自分の姿勢を猛省した。

退院の目処を立てたのは、作業療法士だった。

[理学療法士]
勤務先外来患者さんのお孫さん。
この方を含め、ご家族と数回面談している。
私の息子と同世代、同職種。
朝夕2回の機能訓練。
ボールを蹴りながらリハビリ室を何周かしたり、平行棒で屈伸歩行(きつかった)。
非常用階段で昇降訓練。
正直、今よりスムーズに昇り降り出来た。
真冬の極寒道路を、転ばぬ様支えて頂き、歩く練習。
どの訓練も辛く、億劫だったのは確か。
ただ雑談も多くなり、エレベーター停止の院内放送は、コロナの方が搬送される隠語であるなど、裏話も多々。
リハビリ終盤、微熱で出勤停止になってしまったが。

[管理栄養士]
単身なので、栄養指導が一度。
薄味の調味料を沢山頂いたが、どれもメーカーが一緒。
裏取引が一目瞭然(笑)

[医師]
病棟は整形外科が繁盛し、脳外の患者はひと握りだった。
医師は365日、朝6時に回診する事がモットーらしく、例え患者が眠って居ても、室内灯を付けて叩き起こす主義。
患者はまぁともかく、朝の忙しい時間に廻るため、看護師は迷惑らしく、共に廻る姿は一度も見なかった。
更に回診とは名だけで、顔を見て「変わりないね」と一言かけるのみ。
診察は無い。
聴診器は首飾りかと思った。
退院の日時を告げたのは医師であるが、上述した通り、作業療法士が太鼓判を押して居た。

※ 医師に批判的なのは、続編で明らかにします。

続きはまた...

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