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開業に向けて準備をしたこと~その2~

どうも、あきです!

私は精神保健福祉士として個人事業主を営みながら支援を行っている(半)独立型の精神保健福祉士として働いています。

今後の投稿では開業してみた感想シリーズとして、

①事業所を立ち上げて初めて感じたこと
②開業に向けて準備をしたこと
③実際に支援を行ってみた感想
④スキルアップの必要性

この4つをお伝えできたらと思っています。

今回の記事では「②開業に向けて準備をしたこと」について
・開業申請をする
の説明を簡単にしていきたいと思います。

開業をするとは何か

開業を実際に考えた時に、多くのソーシャルワーカーの方や福祉士の方が悩まれるのは、「実際にどうすれば起業・開業できるのか」ではないでしょうか。

例えば、成年後見の研修を終えて名簿に登録され、実際に活動ができる段階になった時…
あるいは、仲間と事業所の開設に向けて話し合っている時…
完全に独自の取り組みで社会の狭間を埋めようとする活動をしたいと思う時…
私たちがサービスを提要する時に、それが個人のライフワークとして行うのか、事業として行うのか、は大きな違いになってくると思います。

余談になりますが、たとえば地域のサークルの中で周りの方をサポーティブに見守り支えている方やネット上でお金は取っていないけど相談室のようなものを開いている方など、ライフワークとして周囲の人をサポートし(広い意味での)公共の福祉の為に活躍されている方はたくさんいらっしゃいます。
そして、そうした方々が地域社会を支えてくださっている支え手でもあると思います。
一方で、こうした活動は個人によるもので、その方が別の場所に引っ越したり、違うことに忙しくなったりした時には、その活動はなくなってしまいます。

これは法律や制度に関係なく、あきが主観として感じていることですが、ソーシャルワーカーが活動する意義は「社会に何かを残すこと」だと思います。
例えば、経営していた施設が無くなったとしても、そこに施設が存在していた実績があれば、次の法人の参入が容易になる場合があります。
例えば、個人事業主で活動をしていたとしても、同じ専門職団体の中でそういった活動をしている人がいると知られることだけでも、(賛否はあれど)可能性は広がり社会的には価値のあることだと思っています。

私たちは私たちがいなくなった時、その社会や地域がどうなっているか、どうなっていくのかを考えながら活動することが、一つのテーマなのではないかなと、個人的には感じています。

余談が長くなりましたが、一方で、事業として何かを行う時には、色々と面倒なこともたくさんあります。
法律を順守しているのか、継続性(収入や時間、活動)があるのか、支援の質に問題ないのか等、様々な目が向けられるようになります。

開業に向けた個別具体的なことは税理士さん達にお任せをするとして、このページではあきがどのようにして開業申請を行ったか、その経験談をお話していきます。

開業申請に向けて準備したこと

①開業に必要なものを準備・保管する

開業に向けて必要なものは人によってさまざまだと思いますが、私の場合は以下のようなものを準備しました。

・事務用品(クリアフォルダやボールペン、テープのりやファイル等)
・PC(10万円以下のノートパソコン・無線マウス・イヤホンマイク)
・PCに使うソフト(office製品・Dropboxなどなど)
・(なければ)スキャナ付きのプリンターorスキャナ
・バーチャルオフィスの契約
・会計ソフトの契約

私の場合はリアルの事務所を持つ必要がなかった為、バーチャルオフィスを契約してそこを事務所として開業申請しました。
自宅を事務所として開業できない場合は、バーチャルオフィスは一つの選択肢になると思います。(この選択肢に行きつくまで、かなり時間がかかりましたが。。。)

また、開業届を出す人はおそらく、青色申告承認申請書も同時に出すことになると思いますが、今後、帳簿付けを楽にする為にも会計ソフトはいくつか試しておくことをお勧めします。

会計ソフトは前述したFreeeやマネーフォワードの他にもいろいろな会社がありますし、青色申告会や税理士さんによって推奨しているソフトがかなり異なります。
もし、相談したいと思っている税理士さんが身近にいる時には、その方が対応できるソフトの導入を検討することも一つの方法なのかなと思いました。(私はクラウド系の会計ソフトは一通りお試しで触れて、使いやすく感じたマネーフォワードを活用しています)

今は電子データでもらった領収書などは印刷するのではなくデータとして保管することが義務付けられていますので、電子帳簿保存法に対応しているソフトなのか等もチェックできると良いのかなと思いました。(スキャナがあると保存がしやすく便利です)

詳細は別の方に任せますが、私の場合は開業の為にかかった費用もレシートなどを保管して管理するようにしています。(また、日ごろからレシートの裏側に何に使ったのか書いておくことを強くお勧めします。本当に忘れます)

②開業届を提出する

とにかく、自宅をオフィスにしたりや実際のオフィスを持たない場合は、バーチャルオフィスを導入して、会計ソフトも導入して、帳簿付けもしっかりできるような体制を作っておこう。
こういった意識を持っておけば、開業に向けて準備をする上でかなりスムーズになるかと思います。

開業申請をする際には、開業届という書類を税務署に出す必要があります。
開業申請については、Freeeやマネーフォワードなど様々な会計ソフトがサポートをしてくれるようになっていますので、活用すると手早いと思います。

私の場合は確定申告をするタイミングで開業申請や青色申告承認申請書を出しましたが、これも人によってタイミングや時期が異なると思いますので、詳しくは税理士さんや税務署に確認をしてみてください。

実際に開業届を提出するまでの準備や、どの会計ソフトにするか、バーチャルオフィスを活用するのかどうか、等でかなり私の場合は調べるのに時間がかかりました。。家事案分など、色々と面倒な考えることはあっても、それは申請後のことなので、まずは開業に向けて必要な準備を粛々と進めていくことを、個人的にはおすすめします。

③事業を運営・管理する

開業届を申請する前から既に事業がスタートしている方も多いかと思います。
事業(支援)が開始している場合は、皆さんご存知の通り記録は適正に管理し、適切につけていく必要があります。

僕の1週間のルーティンとしては、
・支援の実施・記録付け(すぐに書けなかった記録は休みの日に一気に書く)
・帳簿付け&漏れがないかチェック
・グーグルカレンダーに業務内容の記録
をなるべく徹底してやるようにしています。

特にグーグルカレンダーは、将来の予定の確認だけでなく1か月の業務内容の振り返りにも使えるので、うまく活用していくことをお勧めします。
忘れっぽいので私はTODOを活用してすることを一覧にした上で、完了させたら作業時間を記録するといった形で活用しています。

また、開業申請をしてからは、交通系ICカードと銀行口座、クレジットカード(デビットカード)は日常使いのものと分けるようにしました。
こうすることでプライベートの出費と分けて管理しやすくなったので、事務処理が格段に楽になります。
また、交通系ICカードは、携帯のアプリを活用することを強くお勧めします。
例えばモバイルパスモであれば、サイトから利用履歴をPDFにしてダウンロードすることもできますがICカードだと利用履歴を保管しようとすると細長い紙が延々と出てくることになりとても煩雑です。
また、どこからどこへ行き、その交通費はいくらか…といったことも紙だと手計算が必要になりますが、アプリだといくらかかったかが簡単に見える為、帳簿付けが非常に楽になりました。

支援を行いながら帳簿をつけながら、適切に事業を管理していく。
会社勤めだったときは当たり前のように感じていたことも、いざ一人でやってみるととても大変で、一つ一つがすごく勉強になりました。

いかがだったでしょうか。
今回は少し長くなりましたが、開業に向けて実際に体験したことをまとめてみました。
開業しようと思った時に考えることや準備することは多く、一人でやるとへとへとになることも多いと思います。
今回のnoteが皆さんの参考に少しでもなれば幸いです!

次は支援の本番である「③実際に支援を行ってみた感想」について、まとめてみようと思います。

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