韓国のお茶文化_Distance of in TEAmacy in 東京
忘れるために書く。
2023年3月21日(日)のお昼前に韓国のフードデザイナー カン ウンキョンさんのDistance of inTEAmacy in 東京に参加してきました。
カン ウンキョンさんのsmall_batch_studio
当日はあいにくの雨で、予定だった林試の森の会場ではなく個人日本家屋の一室をお借りしての開催でした。
さいしょに:韓国のお茶文化
個人的には台湾と韓国近いというイメージで当然お茶があると思っていたのですが、韓国は緯度が高くて平均気温が低いのでお茶の木は育たないんだそうです。お茶の生産されている地域もあるようですが、まだまだ一般的ではないのかな。
お茶の木は比較的暖かい土地で育つのだそうで日本の最北は、、という話になったんですが日本の最北は新潟県村上市なんですよね。たまたまその少し前に職場でお茶会があってその時に最北は狭山じゃなくて村上!という話をしていたところでした。
調べてみると緯度が低いところだと埼玉県くらいでかろうじでお茶の木もないわけではないらしい。が、一般的には食材や野草・薬草・漢方材料などをお湯で出すお茶が一般的だそうです。
自分のお茶をつくる
用意された24種のお茶の材料を、匂いを嗅いで気に入ったものを少しずティーバッグ用の布に取っていきます。たくさんあってぜんぜん覚えきれないんですが、マルベリーや牛蒡の干したの、あと漢方でトウキがあったり、ハトムギや大麦の炒ったものもありました。あと個人的に感動したのがシナモンの葉っぱ(左側にあるやつ)そのままだとあまり匂いがしませんが、ちぎるとシナモン!
この「自分が気に入ったものを選ぶ」という身体感覚を使って選ぶのがこのワークのだいじなところです。
初めての人とお茶をする距離をきめる
お茶を作ったら次は、知り合いでない人とペアでお茶をします。ここででてきたのが長い紐!
人類学者エドワード・T・ホールによると、知らない人との安心できる距離は3.6mだそうで、この紐の長さになっています。
この紐をピンと張ってからどれくらまで近づいていいかなと、お互いに測りあって自分たちの距離を決めます。私たちのペアは60cmでした。一番近い人で27cmくらいだったかな。その間隔で作ったティーバッグをくくりつけて、カップにお湯が注がれお茶会はスタート。
お茶をいただく
お茶にあうクッキーもご用意いただきました。
なにぶん、お茶が紐で繋がっているので相方に声をかけて飲んだり、置いたりする必要があります、この相手の動きに気をとめながらお茶をするという体験にも気づきがたくさん。
さすがに参加者もユニークな方が多くて自己紹介タイムが盛り上がりすぎて大幅なタイムオーバーに。いやはやなんとすてきな体験でした。
ワークショップのモデレーターカン ウンキョンさん、食にかかわるデザイナーさんたちも参加されていてサポートしてくださり、アレンジしてくださったフードデザイナーの中山晴菜さんもみなさまありがとうございました。
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