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1月に独学大全を買ったら9月に大学院に行くことになった話

今年2021年1月21日に「独学大全」(全788ページ)を購入しました。


購入したきっかけは、広部潤氏のFacebookでの超絶おすすめ文に刺激されて↓

昨年9月の発売以来、紙の書籍が13万部を突破、電子書籍が1万ダウンロードと好調の『独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』。私も遅ればせながら年末年始から少しずつ読み進め、ようやく読了しました。定価2800円、分量は800ページ超と枕になりそうに分厚い1冊ですが、私にとっては、時間をかけて読んでよかったと心底思える充実した良書でした。
いわゆる勉強法本にありがちな、どこかで読んだようなノウハウの使い回しとか識者や成功者の自慢話などとはまったく無縁で、「なぜ学ぶのか」という大きなテーマに始まって、「何を学ぶのか」「どのように学ぶ(学び続ける)のか」を軸に、幅広い知識と情報に裏打ちされたさまざまな具体的技法を説明していく筆致がまことに懇切丁寧かつ明晰、しかも各章の内容が独立しているため拾い読みや飛ばし読みもどんどんできるのがありがたい。
著者の「読書猿」氏については、人気ブログ主宰者ということ以外よく存じませんが、このような博覧強記の教養人が圧倒的な知見を惜しみなく提供してくれることにはただただ感謝です。(以下、略)

この本を手に入れたら、今度は吉岡弘隆さん(元同僚)が「この本を音読したい」とclubhouseで仲間を募られたので思わず手を上げました。これは3月12日のことでした。同じ元同僚の武藤史子さんも一緒で心強いではありませんか。吉岡さんは還暦になって大学院1年生になり、ふみさんは社会人大学院生で修士卒業ほやほや。

吉岡さんは一度読んで、この中の技法にある「音読」がしたい、と。そして、3月15日から早速、朝7:20から毎日8:00までの音読会スタート。

これが始まって変わったこと

① 朝起きするようになった→夜寝る時間を意識するようになった→時間が有限であることを多少自覚するようになった。

② 本は1ページでも読めば「何分の一かは読めている」という事実が認識できるようになった→本好きだけど読めないマインドが少し変わった。

③ どんなに分厚い本でも、少しずつ読めば読めるということがわかった。

④   論文検索の世界を知った→深く知るの資源を手に入れた。

そんなこんなで「読みたいな」と思う本があれば(現在は、食文化、食に関わる人類学・歴史関連)躊躇なく読んでみるをやるうちに「わかってないことがたくさんある!」ことを知りました。これ、専門図書館ほしいし、継続的に学びたいなと思い始めて母校のホームページを見たら大学院の履修講座があることを知りました。

このタイトルが「健康寿命延伸のための食環境整備に関わる高度人材養成プログラム」となっておりまして、私の会社の事業「食栄養環境整備事業」にぴったり当てはまっていたものですから、応募することにしました。

これ、大学院のプログラムなので大卒相当の資格が必要で、自分は短大なので大丈夫かなぁ?と問合せをし、その後運良く担当教授と軽くお話できる機会をいただいて「受講は問題ないでしょう」と回答を事前にいただいて、応募し無事に受講許可をいただけました。

この講座は厚生労働省の専門実践教育訓練講座に指定されていて、雇用保険に2年以上継続して加入している人は給付金がもらえます(私は残念ながら対象外でしたが)。とはいえ、卒業生なので学費に割引があるのがありがたいです。

ざっと大学院の学費を調べてみたのですが、大学によってはけっこうな費用がかかります。が、厚労省の給付金対象になっている大学があることを発見(とはいえ、上限10万円までですが)

大学は、独学の環境をかためてくれる助けになると考えています。(現時点では)。勉強すればするほど「わからないことが増えていく」のですが、このわからなさとの向き合い方を体得していきたいと思います。

いつも力強く励ましてくれる佐藤智子女史曰く「勉強は最高の娯楽」。勉強をする→わかるは楽しいけど、実際なかなか、、一人じゃなかなかがんばれないをたくさんの励ましでなんとか格好つくところまで連れて行っていただきました。まだまだこれからだけど、ね。ご縁と運に運ばれてのいまを作ってくださった方々に心から感謝いたします。

そして「未来を作る」の力をつけていきたいです。

音読会は、その後も継続して「ファスト&スロー」(ダニエル・カーネマン):完了、「種の起源」(チャールズ・ダーウィン)と続いております。

勉強はしたいけど、ちょっとなぁという方の何かのお役に立てば嬉しいです。ぜひ学びのシェアをお願いします!

2023/02/01追記
その後、ご縁があって2022年の4月に正式に大学院修士に進学することになりました。これもまたびっくりな出来ことでした。

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