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見ている特性は悪いもの?

こんにちは。STUDIO RのKeikoです
GW前にセミナーをいくつか控えて、
気温差にやられないようにしている
日々でございます

ピラティスインストラクターの皆さんが
一生懸命、お客様の身体の状態を
何とかしたいと奮闘しているご相談が
よくありますので、今日はそちらから
基本的な思考をお話します

見た事実を「悪く」捉えない癖をつける

これは主観的に物事を考えるのではなく、
客観的に捉えましょうというもののみかたです

身体機能、ピラティスのエクササイズ、姿勢
筋や骨格、怪我や疾患などを学ぶと
良い状態のものと、悪いものと比較する
ことがあります。正常と異常。
これらをきちんと見極めるのは医学的な診断です
なので、見た目や動きの異質さだけを観察して
そのまま「悪いモノ」としていきなり捉えないことが
大切になります

具体的な思考を頭に入れておく

例えば、脚のアライメントがO脚に見える
リフォーマーのフットワークのエクササイズで
脚を伸ばすと膝を閉じることができない
だから、内転筋が弱い。
脚のアライメントを良くしないといけない
もっと力をしっかり使ってください。

ってなってしまうとこれは主観です。

客観的にそのO脚に見えるものを評価する思考を
頭の中で常に巡らせていきます

  • それは生まれつきの先天性/怪我や加齢などの後天性なのか

  • 医学的な診断と所見(骨構造の角度、結合組織の異常など)

  • 痩せ型で筋や脂肪層が少ないか(構造的に膝の間に隙間ができる)

  • O脚に見えるが、他の部位の影響を受けた結果として現れてないか

  • 再現性のある姿勢の分析をしているか

あらゆる可能性を評価した上で、
最終的に
「この方の脚のアライメントは・・・」と判断できるように😨💦

それを目標にセミナーやワークショップをしていますので
勉強好きな方はぜひ来てください

インストラクターの方の声でとても多い相談は
「お客様がO脚なので~をして、~に意識を持ってもらって
負荷を小さくして、筋力をつけてもらおうとしてるんですけど
どう言ってもうまくいきません!直らないんです」
もし、このような疑問や質問をしたくなったら

これからは自分に問いかけてみてください
「それは、本当にO脚なの?」

そしたら先ほどの 頭の中で思考を巡らせる時間です

お客様がもし、見かけのO脚であったら
それはお客様の身体が悪いわけではありませんね、
私たちインストラクターが出来るコトを
まだして差し上げていないんです 😱😱😱

これが客観的なみかたです。

明らかに機能的ではないと判断できた場合

ここからが、ピラティスインストラクターにとって
簡単ではない思考回路が必要になります
(そんなん、気にしなくても教えられますって方もいますけど)

クライアントの記録を書き起こす時間が必要です
気になる方を50人ぐらいまとめたらおおよそ
自分の思考回路が身につきます

マインドマップ

良いところも悪いことも全部書く

これらは悪い傾向ではなく、良い部分も書きます
このエクササイズは難しいと思ったが集中して、安定性が良い
このポジションではこの関節と筋肉は弱さがある
この動きの1部分では、強い方と思われる脚の影響で
体幹が回旋してしまった。とか
思ったことをどんどん、ノートに書き込んでいきます
書き方は自由です

私は最近、習う側の立場になるので
皆さんと同じ感覚を感じることがあります
たとえ、先生に「このようにやるといい」
「このようにしてみなさい」と指導されても
実際に思考回路をまとめるのは自分でないと
まとまりがつかず、同じようにやっても上手くいきません

なので、プライベートでもグループクラスでも
まずはこのマインドマップ的なものを用いて
自分が見ているものと見ていないものを書き出すのです。

目標10人。
わかってきたらもう10人
そうして、どんどん思考を書かなくても
頭の中で瞬間的に浮かんでくれば、
自然とエクササイズ選択や指導方法が変化してくるはずです

明日から、見たモノはその人の1つの特性
人は見た目で判断しちゃいけない!
♪そばかすなんて 気にしないわ
ハナペチャだって だって だってお気にいり👧♫
急にこの歌詞が頭をよぎったのか謎だが・・・

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