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CHIば港夏のサッパ祭り

さて今回は夏の風物詩とも言えるサッパ釣りです。「ママカリーヌ・コモノ」を名乗り、サッパをスポーティー&スタイリッシュに釣る新スタイル「サッパリング」を提唱する私の渾身のレポートを是非読んで頂きたい。

まずは釣行の概略を以下に記します。

⚪︎天候と潮回り・・・晴天そして強風。中潮
⚪︎釣り場・・・CHIバ港(近頃はサッパ人気が加熱する余り釣り場の過剰な混雑や乱獲など問題が多発しています。これ以上の混乱を防止するため釣り場の公開を避けてこのような表記にしています)
⚪︎仕掛け・・・サビキ仕掛け(5号のピンクスキン針を使用)+反射板
⚪︎ロッド・・・5.3m3号磯竿と8.6fのルアーロッドを準備
⚪︎リール・・・小型のスピニングリール
⚪︎釣行日時・・・8月17日14:00〜17:30

広々とした釣り場は気分も爽快です。

盛夏酷暑の中での釣りです。水は何故か薄茶色で強風。ビシビシと皮膚に刺さる紫外線を覚悟して竿を出します。自分から見て右側には夏休みらしき親子連れがいますが特に釣れてる様子はありません。

さて今回の釣りのテーマは「コマセ不使用」そして「リアクションバイト」です。サッパ相手のサビキ釣りでリアクションとは??と思われるでしょうが以前同じチBA港で通常のサビキの誘いへの反応が薄い時に試みたまるでジギングかと見間違うような激しいシャクリで鈴なりの多点掛け連発、大変楽しい思いをしたものです。まずは反射板もなしの単体サビキ仕掛けでその再現を狙います。

巨大な船舶が目の前を航行中

この港はさすが日本有数の規模を誇る工業港だけに様々な船舶を見ることができます。青空の下で行き交うあの船は何処から来たのだろうか、また何処に行くのだろうか、、。そんなことをしみじみと感じる精神的・時間的余裕が持てる位に魚は釣れません。「さすがにサッパ釣りで坊主は嫌だな」と周囲の釣り人の様子をさりげなく伺います。

夏休みの雰囲気満載の子供たち

自分の釣座から左を見ると3人組の子供達の姿がありいかにも楽しげな歓声が聴こえて来ます。この釣れない状況では子供たちも飽きてしまうだろうな、、いや釣れなくとも仲良し同士ではしゃいげばそれだけでも楽しいだろう。無邪気な子供が羨ましい、、などと失礼なことを思っていたのですがよく見ると彼らには魚が釣れているのです。彼らの釣りを観察すると、、、

⚪︎コマセカゴ多分アリ?
⚪︎誘いはゆっくり目?
⚪︎竿は短め、従って狙うポイントも足元?

ああ、、そうか。まず自分の使っていた竿。5.3mの長くて重い磯竿はこの強風の中では操作性の点で不向き。特にアクションを重視の釣りをしようと言うのにこれでは真価を発揮出来なくて当然です。早速軽くて短い8.6fのルアーロッドに交換します。コマセはそもそも持参していないので仕方がない。代わりに集魚版を装着です。そしてアクションも集魚版をさりげなく光らせる程度に抑えましょう。

銀色に輝く魚体。そして何故か少し生臭い、、それがサッパ

ありがとう少年達。自分にも魚が釣れました。その後ポツポツと釣れ続けさらに陽が傾くにつれてアタリが多くなって行きます。多点掛けも増えてきて嬉しい限り。釣れた魚をクーラーボックスに移動するため置き竿にした仕掛けにもどんどん掛かります。こうなると本当に誘いのアクションが必要なのかが疑問です。

サビキ釣りの楽しさを実感する多点掛け
他の釣り人達ももちろん全員サッパを狙っています。

自分も以前はルアーロッド抱えて1日頑張っても数回しかないアタリを求めて歩き回っていたけど今はこういうサビキ釣りやハゼ釣りみたいなアタリが多くて気楽に楽しめる釣りが良いと思うようになりました。

パカパカ釣れるとバケツからクーラーボックスへの移動が忙しい

さて本当は夕まずめ以降まで釣っても良かったのですが途中でヘッドライトなど夜釣りの装備を忘れたのに気がついてしまい17:30頃には釣り終了としました。こんな足場も良い釣り場でも明かりがないと道具を片付けるのも一苦労になりますからね。当初のイメージとは若干異なる釣りとなりましたがとりあえず釣果があれば、いや釣果がなくとも釣りは釣りをするだけで楽しいもの。すっかりと満足です。

夏の夕暮れ

釣り場から帰る途中、近くの砂浜では近所の神社のお祭りの準備が進んでいました。この風景はやはり見どころになるのか一眼レフカメラを持ったおじいちゃんが必死の形相で写真を撮りまくっていました。自分が居たのが若干撮影の邪魔になっていたようでごめんなさいね。

もっと甘酢餡は多くても良かったかもしれない

今回釣ったサッパは全て甘酢あんかけにしてみました。さすが「ままかり」と言われるだけに甘酢との相性が良くて美味しいです。

さてお手軽に釣れるサビキ仕掛けでのサッパ釣りですがやっぱりその時々の状況に合わせた道具の選択や釣り方の工夫は必要だなと実感しました。また次回も楽しみたいと思います。


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