2023 ESV レポート
先週、Pacifico 横浜で行われている、車の展示会&国際学会に行ってきました。
出展数は少なかったものの、日本を代表するような車のメーカーや、自動車産業でのBtoBの会社など、自動車好きにとっては堪らないイベントになっていました。
私は自動車にはそこまで興味はないのですが、3月までインターンをしていた会社がブースを出すこと、また一緒に働いていた人も国際学会で発表すると聞き、横浜まで行ってみました。
スペインのHQから来た人の他、日本、韓国、中国、インドなどいくつかの支社から社員が派遣されていました。
HQにいた時はスペイン語が話せないことでコンプレックスを抱いていたのですが、他拠点の中にはスペイン語が話せない人もいたので、英語でのコミュニケーションが主で安心しました。
このイベントでは、普段は見られない会社もいくつかあったので、すこしお邪魔して話を伺うことにしました。
1. HONDA
ホンダでは、特にActive Safetyの方に力を入れているようでした。
人の目の動きや発汗状態などの特徴から、今運転手がどのような状況にあるのかを判断して運転をアシストしたり、車のテールライトで前方がどうなっているのかを後ろの車とコミュニケーションを取ったりする技術が紹介されていまいた。
Passive Safetyでは、従来になかった大型二輪車のエアバックの試作品が展示されていました。あくまでも車体に垂直に衝突した場合ですが、エアバックがあると衝撃を90%以上も抑えることができるというデータも示されていました。
2. Autoliv
Autolivはエアバックやシートベルトなど、Passive Safetyに関わる製品を開発・販売している会社です。スウェーデンの第二の都市ヨーデボリ(Volvoもかつてここに本社がありました)に本社を置いていますが、日本にもいくつか拠点があり、つくば市には大型の研究施設を構えています。
まず気になったのはこちらのエアバック。
研修先の企業で行った衝突試験でも、なかなか見たことのない形でした。
3D構造になっているのが特徴で、乗客がハンドルに対してすこしズレた位置に座っていたとしても、頭部を保護することができるそうです。
他にも、歩行者を保護するためにフロントガラスの上面に展開されるエアバッグや、エアバックをよりコンパクトに収納できるケース、新しい形のハンドルにも対応したフロントエアバッグなどが展示されていました。
3. TOYOTA
トヨタの体験試乗に行ってみました。
前に障害物がある場合、アクセルを思いきり踏み込んでも制御される仕組みを体験させてもらいました。
天候状態にもよりますが、上の写真のような地下の駐車場ではきちんと機能していました。
次に、時速30㎞以下の状態で、アクセルとブレーキを踏み間違えた場合でも緊急停止する仕組みも体験させてもらいました。
日本ではお年寄りがアクセルとブレーキを踏み間違える事故が多いため、このような機能が必要になりますが、一緒に説明を受けていたAudiの人によると、EUの規定では必須ではないそうです。
マーケットによって要求性能が異なるため、地域ごとに調査をしたり車を開発したりすることは大変そうだと感じました。
試乗体験では、時速20㎞程度で走行しているときに急にアクセルを強く踏まれたので少し怖かったのですが、タイヤがちゃんと制御されて、警告音も出ていました。
4. 国際学会のランチセミナー
東大の教授の方が研究を紹介されていたので、のぞきに行ってみました。
自動車のメンテナンスをいかに効率化させるかについての講義だったのですが、、、、。先生はスライドを読み上げているだけで、あまり頭に入ってきませんでした。
この講義の後で国土交通省の方にお話を聞いたところ、もともとこのイベントは、アメリカのNHTSAという車の安全認証を行っている国の機関が関わっていて、国土交通省も協力を依頼されたのだとか。今回の先生のスライドは国土交通省の方が作ったそうです。
5. おまけ 会社の打ち上げ
学会が終わった後、会社の打ち上げに招待されてごはんを食べに行きました(本当はこれに行きたくて参加しました笑)
一日目は居酒屋に行き、そしてなんと私のためにDancing Queenの替え歌を歌ってくれました😭😭😭
私の上司が、退職する同僚に対して、その人にちなんだ替え歌をお別れ会で歌ってくれるのですが、まさか8カ月しかお世話になっていないのに作ってくれるとは思ってもいませんでした。
二日目はごはんを食べたあとに20人くらいでカラオケにいきました!
英語の曲以外にも、スペイン語、韓国語、イタリア語、ルーマニア語などたくさんの曲が流れていました。みんなノリノリで踊ったり手拍子をしたりしてとても盛り上がっていました。
学びあり、楽しみありでとても充実した二日間でした!
また一週間後彼らと働けることを楽しみにしています!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?