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森永乳業の「ビヒダス」BB536株について・・・

今日のコラムは昨日の続きになります。今回は生きたまま腸まで届くビフィズス菌ということで、森永乳業さんのBB536株を取り上げております。

森永乳業さんのホームページに掲載しているのですが、どうやら1969年に赤ちゃんの腸内からビフィズス菌BB536株を発見し、1971年にビフィズス菌入り発酵乳として製品化され発売が開始されたみたいです。もうかれこれ、半世紀以上前のことなんですね。

腸内細菌のことが遺伝子分析の技術により詳しくわかるようになってきたのは、この15年、20年くらいですから、それよりも随分と前から、ビフィズス菌を利用した食品が開発されていたことになります。

昨日のコラムでも触れましたが、ビフィズス菌は酸や酸素に弱いため、商品化が難しいとされていましたが、そこを克服し大腸まで生きたまま届く技術開発が成されたと言うことでしょう。

赤ちゃんの頃は、ほとんどがビフィズス菌で占められている腸内細菌ですが、大人になるに従い、年々減ってきます。

もちろん、他の善玉菌が作用していれば問題ないのですが、人の健康を考える場合、多様性が求められる腸内細菌の世界でビフィズス菌の存在は貴重です。

phを下げて酸性化したり、短鎖脂肪酸を生み出したり、腸管バリアをつくったりして、免疫機能を高めることはとても重要な働きとなります。

森永乳業さんのホームページでは、乳酸菌との対比が掲載されています。

言うまでもなく、ビフィズス菌推しなんですが!?そもそも乳酸菌が大腸にはほとんど存在していないのは、腸内細菌検査でも見て取れます。免疫機能を高める乳酸菌は小腸の乳酸球菌で、大腸の乳酸桿菌はphを下げる機能を持ち合わせていると言われています。

よって、ビフィズス菌を根付かせることはないにしても、数日間増やして、それを継続していく。

定期的なビフィズス菌入りヨーグルトの摂取が、腸内細菌を整えるということでしょう。

私自身もビフィズス菌が残り少ない身としては!?定期的なビフィズス菌の摂取を試みておりますし、次回の腸内細菌検査においては、しっかりビフィズス菌を摂取した後に検査を受けて確かめてみたいと思います。