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活性酸素の除去など老化を防止する銅の働きとは?!

ミネラルをひとつずつ追いかけるシリーズ!?の今日は銅です。

銅も昨日の亜鉛と同じく、酵素の構成成分として、赤血球の形成などを行っています。銅も体内には欠かせない必須元素になりますが、その半分が骨や筋肉に、1割が肝臓に存在します。

血液中の銅のほとんどがたんぱく質と結合していて、血液中ではおもにセルロプラスミンという酵素たんぱく質の構成成分として存在しています。

鉄のところで見てきましたが、酸素を全身に運搬するヘモグロビン合成には鉄が必要でした。その際、ヘモグロビンをセルロプラスミンによって酸化させて利用できるようにしている。結局のところ銅に助けられているんですね。

また、銅は活性酸素を分解するSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)という酵素の中に存在し、活性酸素を除去しています。

そして、コラーゲンの生成や、毛髪などのメラニン色素をつくるのに働く酵素の成分としても役立っています。

余談ですが、毛髪のメラニン色素を酵素が作らなくなると白髪になります。代謝酵素で一番先に切り捨てられるのが、この毛髪のメラニン色素をつくる酵素だと言われています。老化のスタートは白髪?!ってことを感じませんか?

ここは、代謝酵素、消化酵素を述べる時に話しますが、非常に奥深いなと感じます。

そして、いよいよ、どんな食材に含まれているかですね。画像は、ホタルイカです。100gあたり3.42㎎で、牛レバーの5.30㎎にはかないませんが、多く含まれています。変わりどころでは、ココアが3.8㎎とホタルイカと同じくらいです。

画像でも見られますが、ホタルイカにつけて食べる酢味噌は美味しいですね。私はホタルイカを食べるときは必須ですが、色々な食材の酢味噌和えは大好物です。失礼いたしました、これは余計でした?!(笑)