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麹をエサにするブラウティア菌とは??

一昨日の晩(実際には日付が変わってからですので、昨日)神戸に入りました。夜にヨガをしてましたので、神戸入りが遅くなってしまいました。

それで、粕汁の材料を日付けが変わる寸前にスーパーで仕込みまして、昨日の昼から、夜、今朝と食べております。

酒粕の効能等については、今年の1月4日5日のコラムに「酒粕のすすめ」として2回書きました。そちらの方もご覧いただければと思います。

なぜ、また酒粕なのか?

昨日、アッカーマンシア菌について書きましたが、その中でBlautia(ブラウティア菌)について少し触れました。ブラウティア菌が麹に反応すると。

酒粕は米麹をたっぷり含んだもろみを絞ったものですから、ブラウティア菌にとっては、格好のエサというわけです。

ブラウティア菌は、麹に含まれるグリコシルセラミドの摂取で増えます。偏性嫌気性菌ですので、酸素のある環境では生きていけません、と言うことは大腸にしかいないと言うことです。芽胞(自分にとって都合のいい環境になるまで殻をかぶってじっと待つ~殻をかぶる)は形成しません。酪酸や酢酸などの短鎖脂肪酸を産生します。

麹が身体にいいというのは、このブラウティア菌の働きによるものかも知れませんね。

ちなみに私は腸内細菌検査においてブラウティア菌は8.90%保有していました。粕汁が効果的な理由がこの検査結果からもよくわかります。昨日のコラムで検査結果のことをお話しした方は、ブラウティア菌は1.44%でしたので、今後、麹を積極的に摂取するといいと思います。

このように、腸内細菌の様々な種類の菌が、いいも悪いも身体に何らかの影響を与えていること、そして、その影響は人が食べるものにダイレクトに反応するということです。

これからも、食と腸内細菌について発信していきたいと思います。

このコラムはもちろんのこと、今後YouTubeでも情報提供を考えていまして、現在、企画制作中です。構成、キャスト、撮影場所、小道具など、準備できつつ内容もかなり煮詰まっております。楽しいストーリー性のあるものとしますので、また、配信準備が整いましたらお知らせしたいと思います。

*画像は米麹です