見出し画像

『RRR』的な生き方をしたい

ついに見てしまった。知り合いや好きな芸人さんがこぞって良いというインド映画『RRR』を見てしまった。

批評的なことや、みんなも見てみてよ、見たいなことは私がすることではないと思うので他の方にお譲りしますが個人的にはやはり面白かったというか、新鮮だったというか。

映画通でもない私は本格的なインド映画を見るのはこれが初めてだったが、エンタメってこういうことで良いんだな。もっと言えば人生ってこういう風に生きたらもっと楽しいだろうなと思ってしまった。

とにかく本作、辻褄が合わないことやビックリ仰天な展開や、物理法則を無視したアクションなどが多数見受けられた。しかし、それが良い。

SNS発達の影響なのか論理的なものや、納得できるもの、共感できるものが近年のエンタメ業界では持ち上げられすぎる傾向にあると思う。ただ、私は人の興味を引いたり、人を魅了するものって案外理解のできないものだったり、「なんだこれ?」という違和感を覚えるものだったりすると個人的には思っている。

あえて辻褄や展開を無視することで何気ないシーンを映画のクライマックスのように演出することに『RRR』という映画は成功していた。

少しネタバレにはなりますが、、、、

森でトラを捕まえるシーン、招待されたパーティーで踊るシーン、牢屋に捕まるシーン、溺れる子どもを助けるシーン。

「起承転結」が物語の基本とよく言うが、物語的には割と「起承転結」がしっかりしているものの演出の関係上、「転転転転転転」みたいなずーっと物語の盛り上がりどころが続くというまさに娯楽映画といった内容であった。

まあ、そんな映画を見てしまったために、自分の人生もこうありたいと思ってしまった。

割と自分の人生、構成はしっかりしているんだけどクライマックスがないというか、いまいち盛り上がりに欠けるんだよな。多分、演出家が悪いんだと思う。

もっと、常識にとらわれずに派手な演出していかないと見ているこっちが、というか生きているこっちが飽きちゃうぞ。

街中に気になる女の子がいたらあのツイストみたいなダンスを音楽に乗って全力で踊ってみなきゃ。気に食わない既得権益者の家には森で捕まえた虎を放ってみなきゃ。

何気ない日常がもっと刺激的で面白くなる工夫をしなければ。

『RRR』のような常にクライマックスというような生き方を私もしたい。とりあえず、今日までお世話になった演出家には悪いが降板してもらうことにする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?