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【自社プロダクトをゼロから作れる企業】 ProVision CAFÉ vol.2~会社のビジョン~

品質検証事業を主軸としながら、近年では自社内でのサービス開発などにも事業の領域を広げ、トータルサービスIT企業を目指している株式会社ProVision。
売上は過去8期で、毎年10~15%近く伸長を続けており、社員数も過去9期で同じく10~15%近く増員しており、事業組織ともに好調を維持し、成長を続けています。

最近では、そういった背景からプロダクト開発に関わりたいという想いを持った方を積極的に採用しています。

こちらのnoteでは、ProVisionが大切にしていることや事業や組織文化などについて発信していきたいと思います。

インタビュー記事第1弾では、会社が大切にしていることや事業、組織文化などについてご紹介してきました。第2弾となる今回は、株式会社ProVisionがこれまでどのような道を歩んできたかや、これからどのような企業を目指しているのかなどについて、常務執行役員の仙波さんにインタビューを行いました。

▼第1弾はこちら


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始まりは路頭から。昔と今の15年を振り返る

ー本日はよろしくお願いします!

よろしくお願いします!

ーまずは仙波さんのProVisionへの入社経緯、そこからどのようなキャリアを積み上げてきたかを教えてください。

新卒でスキューバダイビングの会社に入っていましたが、その会社はすぐに辞めてしまいました。辞めて路頭に迷っている時に、元役員の人が声をかけてくれてProVisonに入社しました。
未経験で入社ののち、最初の3年程度はQA領域の仕事をしていました。その後に、新規事業として高級レンタカー屋事業立ち上げに携わり、1年程担当した後、総務と兼任でグループ会社のゲーム会社に出向して開発補佐などをやっていました。
ProVisionに帰ってきてからは、営業を3、4年程続けた後に役員という形で経営の方に携わり、現在4年目に入っています。

ーありがとうございます。入社されたのはいつ頃ですか?

2006年の8月入社ですね。ProVisionが2005年4月創業なので、できて1年程度の頃です。社員はまだ40名程度しかいませんでした。

ー今の役割と取り組まれている事を教えてください。

今期から全体的なプロフィット部門の経営の方を担当しています。管理部門や広報・ブランディングは別な役員の担当で、それ以外の全体的な事業推進を私が見ているという形です。

主に全社的なビジョンを作ったり、未来の計画を作っています。各事業部の中期計画に紐づけた年間KGIやKPIの設定を他の役員としつつ、普段はKPIの進捗をモニタリングしながらPDCAを回していくというのが大きな役割です。
それ以外には、社長率いる取締役陣と毎週定例会をし、経営状況のプレゼンやディスカッションをしています。

ーProVisionの屋台骨を担っているという事ですね。

はい、そうですね!グループ全体で見た際には、当然システナグループ間とのコミュニケーションやシナジー、コラボレーションバリューを発揮できるよう取り組んでいます。


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時代に合わせて変わる、独立した組織へ

ーシステナグループとして、仙波さんから見たProVisionはどのような立ち位置なのでしょうか?

グループができない事を行える企業だと思っていますし、そうした企業である必要があると考えています。ProVisionの企業体質が凄く好きで、時代の変化を捉えながら変化に合わせて進化できる企業体でありたいですね。これを実現する事が私の仕事だと思っています。

ー時代に合わせて変化する組織でありたいという部分で、意識されている事や働きかけている事はありますか?

「綺麗事を実現する」ことにコミットしており、それらを実現する為に組織の中の神経伝達を重視しています。人間の身体をProVisionとした時、一人一人の社員は細胞で、神経が繋がっているから指が動く・考えるといった機能的な部分が動きますのでそこを強く意識しています。同じマインドである事や、何故そうするのかという神経を繋げた状態で物事を進める、という事を3年程続け、習慣化しています。

ー神経が繋がっていたからこそ、上手くいった事例はありますか?

はい、例としては会社方針の解釈にブレが無くなったことなどがあります。
方針に関しては、私や事業部長間でも解釈が異なったり、更に事業部毎の社員へ伝える際にも解釈が違ってきてしまったりすることがありました。神経伝達を重視してからは、お互いの解釈が一致し、明確になった状態で社員へ展開する事ができるようになりました。

情報発信の為に社内SNSを活用したり、キャリアパスの選択肢を増やそうといった目標に伴ったアクションプランがスムーズに実現できるようになった事も上手くいった事例の一つです。

他にはKPI確認のモニタリング会や事業状況を確認する推進会の開催、皆が叶えたい事をディスカッションする1on1を設定したことで、目的・目標に合った仕組みをタスク化し、継続するといったインナーマッスルの部分は鍛えられていると思います。

更に+αで言いますと、アウターマッスルですね。
「真似される自慢できる組織に」「市場全体をリーディングするカンパニーを目指そう」「エンターテインメントを制覇して、日本の企業を元気にしていこう」というような未来図も作っており、事業推進における組織力が高まってきていると感じています。


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目線を合わせ続ける、立場ではなく「関係」のフラット化

ー神経伝達に必要な同じ目線を持つフラットな関係を築くために、意識されている事はありますか?

はい、立場の障壁を薄めました。出来立て当初のProVisionは、親会社の人が上におり、その下の全員が横一列フラットに並んでいました。それが徐々に変化し、執行役・事業部長・課長といった序列ができた事によって、知らない内に壁ができていたんですね。

そのような状態に気付いたので、その障壁を薄めるべく、役職は役割でしかなく実態はフラットに話ができる関係性だということを自ら伝えていきました。その仕組みとして、簡単なMTGいわゆる「四方山話」の会を作りました。

四方山では実務の話はせず、あくまでその人がやりたい事に対して今週どのように動いたかやその人の未来にフォーカスした話を徹底的にヒアリングする事に注力していました。結果的に段々と障壁が薄まり、四方山を始めた一年後には「対等に話して良かったのだと気付きました」との声も聞かれました。

また、本を読んだり他の経営者から話を聞いたりする事を継続していて、そこからマーケティングやチームビルディングといったものをインプットし、私なりに解釈してアウトプットしています。マネージメントや人との向き合い方などは私も実験期間と考えていて、PDCAを繰り返して今があります。
まだぼんやりとしていますが、神経伝達が繋がっている人達と、未来図に近い姿を実現していきたいと思っています。


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ProVisionが掲げるビジョン「価値提供し続ける企業体に」

ー目指しているビジョンについて教えてください。

常に芯がしっかりしていて、世の中に価値提供し続けていく企業にしたいと考えています。その中で私が皆に言っているのは、私は凄い能力があるわけではなく、皆が成長するための仕組みを作っている、という事です。
能力のある人達が色々な職種を選択できたり、様々なチャレンジができる環境を作る事が私の一番の仕事ですので、私がやれる範囲の事をきちんと伝え、各メンバーが活躍できるようにサポートしています。

ProVisionでは「百花繚乱」というコーポレートコピーを掲げており、職務領域の拡大は目指すものの一つです。キャリアパスやチャレンジ領域を用意する事で、世の中への価値提供の選択肢を増やし、より実現に近づくことができると考えています。
こうした活動を通してProVisionの芯の強化が進み、価値提供をし続けられる企業の基盤を創りたいと思っています。

ー価値提供をし続ける為に職種や領域の拡大があり、その二つを任せるための環境を作り上げるのが仙波さんの役割、という事ですね。

そうですね!メンバー達が各々の長所を活かして最大限のパフォーマンスを発揮でき、サービスが作られた結果、価値あるサービスが世の中に提供できているのであれば、凄く良い事だと思います。

ー現在採用を進めているディレクターに求める素質や資質、マインドはありますか?

シンプルに私達の考えを理解し、賛同してくれる方が良いですね!素質は特に必要ないと思っていますが、ProVisionに入って自身を省みながら学べる人・スキルを高められる人・継続ができる人だと理想です。

他に挙げるならば、やはり神経伝達が行える人ですね。右手を動かしたい時に左手を動かされても困ってしまうので、左手が優秀だったとしても指示した右手を動かしてくれる、そんな素直さを持った方でしょうか。ProVisionの社員にはそうした神経伝達や、学びの姿勢といった共通の素直さがありますので!


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ProVisionは「豊か」な企業へ

ー他の会社には無い、ProVisionだからこそ実現できる未来・世界はどんな姿ですか?

「豊か」な経営をしたいと思っています。綺麗事かもしれないのですが、皆が豊かになる経営や、その豊かになる為の企業体を作りたいと考えています。

ProVisionだからこそという部分は、「すぐに事業やサービスを作れる環境・スピード感がある」「お互いを高め合うためにサポートし合える素直な人による組織」であることと考えていまして、そこを作り上げている最中だとも思っています。

ー豊かな経営・豊かな企業体の「豊か」の定義はありますか?

職務領域の側面と、利益の側面の二つがあると考えています。転職せずともProVision経済圏内でキャリアチェンジが行えるなどは、その人にとって企業体だと思うのですが、これが職務領域面の「豊か」だと思っています。そして、キャリアチェンジやキャリアアップを実現していく事によって職務領域の選択肢が増える。そして世の中に価値を提供する幅が拡大することで総合的な利益につながる。結果として変化に対して進化を遂げるための経営資源の使い方を思考、実現出来る。
これが利益面の「豊か」と思います。職務領域と総合的な利益、二つの面から豊かな経営・豊かな企業体を実現し、それらの手法として事業があり、推進する仕組みとして神経伝達があります。

職務領域とお金、二つの面から豊かな経営・豊かな企業体を実現し、それらの手法として事業があり、推進する仕組みとして神経伝達があります。

ーなるほど!事業をすぐに作れる・やりたい事を立ち上げられるといった環境は、システナグループ全体で見ても正にProVisionらしさではないでしょうか。

そうですね、グループの中ではProVisionだけだと思います。普通は色々な障壁があってできないので。苦笑

小さなサービスであれば、目指すべき方向性を理解した上で自分を通さずとも事業部長レベルから推進していますし、立ち上がったことを後から知る事もしばしばあります。これはこれで文化ですので、自走できるという体制が強みだと思っています。勿論、企業としての方向性や戦略の神経伝達が出来ていることが前提条件ですが!笑

ーそうした自走は他の企業でも中々無いと思いますし、承認も早くスピード感があるというのはProVisionならではの強みですね!

ーでは最後に、仙波さんにとっての目標はありますか?

沢山ありますが「学びを辞めずに継続して成長できる組織でいたい」です。
あとは、企業体としてグループから独立した組織でいたいとも思っています。

ProVisonの中に色々な事業部を作っていく事によって多くの事業体ができますし、それに伴う役職も増えると思います。ゆくゆくは子会社化してグループの中でミッションクリアした人には子会社の社長を務めてもらうなど、経営を学ぶといったキャリアパスも作る事ができます。

ー独立して動く事で、そうした施策も推進し易くなるという事ですね。

はい。推進し易いでしょうし、ProVisionならやれるとも思います。
大きな投資もしていませんのでキャッシュも沢山ありますし、良い人材が沢山いますから、できるチャンスがあると思っています。

ー事業基盤の安定とチャレンジのバランスが取れていて、目指す未来に近づいていけそうですね!会社選びにあたっては凄く魅力的な要素かと思います。本日はとても良いお話が聞けました。ありがとうございました!

ありがとうございました!


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