インフルエンザおよび肺炎の死亡率の低下:有酸素運動は線形的減少、筋力強化活動はJ字型の関係
たとえ、(ガイドライン基準に満たない)不十分な定期的な身体活動でも感染症による感染や死亡を防ぐ
筋トレは週2回程度が、感染症に対しては、適当なようで・・・
Webber, Bryant J, Heather C Yun, and Geoffrey P Whitfield. “Leisure-Time Physical Activity and Mortality from Influenza and Pneumonia: A Cohort Study of 577 909 US Adults.” British Journal of Sports Medicine, May 16, 2023, bjsports-2022-106644. https://doi.org/10.1136/bjsports-2022-106644.
【目的】 余暇の身体活動とインフルエンザおよび肺炎による死亡率との関連性を検討すること。
【方法】 1998年から2018年にかけてNational Health Interview Surveyに参加した米国成人(18歳以上)の全国代表サンプルを、2019年まで死亡率について追跡調査した。参加者は、中強度相当の有酸素性身体活動を150分/週以上、筋力強化活動を2エピソード/週以上と報告した場合、両方の身体活動ガイドラインを満たしていると分類された。また、参加者は、自己申告による有酸素運動と筋力強化活動の量に基づく5つのカテゴリーに分類された。インフルエンザおよび肺炎による死亡率は、National Death Indexに記録された国際疾病分類第10版コードJ09-J18の死因を持つものと定義した。死亡リスクは、社会人口統計学的およびライフスタイル要因、健康状態、インフルエンザおよび肺炎球菌のワクチン接種状況を調整したCox比例ハザードを用いて評価した。データは2022年に分析された。
【結果】 中央値9.23年間追跡調査した577 909人の参加者のうち、1516人のインフルエンザおよび肺炎による死亡が記録された。
どちらのガイドラインも満たしていない参加者と比較して、両方のガイドラインを満たしている参加者は、インフルエンザおよび肺炎による死亡の調整済みリスクが48%低かった。
有酸素運動なしと比較して、10~149分、150~300分、301~600分、600分以上/週が低リスクと関連した(21%、41%、50%、41%)。
筋力強化活動2回/週未満と比較すると、2回/週は47%のリスク低下、7回/週以上は41%のリスク上昇と関連した。
【結論】 推奨レベル以下の有酸素性身体活動は、インフルエンザおよび肺炎の死亡率の低下と関連する可能性がある一方、筋力強化活動はJ字型の関係を示している。
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背後の行政思索者が悪いのだろうが、今年は熱中症対策で「ひたすら水飲め」のNHKのアホですら「暑熱順応」を言うようになったので少し安心している。
隔離・隔離を優先していたCovid-19対策時、身体活動の重要性をマスメディアではほぼ聞かなかった。あれもなぁ・・・
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