住民コホート研究：インターネット使用と認知症リスクの関連性 ：認知症リスク減少するも受け身的利用による長時間使用はリスク増加の可能性
ネット使用期間が長いほど、認知症リスクを減らす
ただ、１日あたりの使用時間が長いと、認知症リスクを増加する
インターネット使用の中身も問題だと思うんだけどなぁ
単に、使用時間だけを問題にしているので、突っ込めない
Youtube垂れ流しの受け身視聴は、テレビ見てるのと変わんないし、sitting time増やすだけだし、なんらかの身体活動などと関連する内容ならsitting time減少となる
コンピュータの使用のような認知的に能動的な行動を少しでも増やすことが、認知症発症リスクの低減に影響する可能性があるはず(最下段、Perplexity検索による)
Cho, Gawon, Rebecca A. Betensky, and Virginia W. Chang. “Internet Usage and the Prospective Risk of Dementia: A Population‐based Cohort Study.” Journal of the American Geriatrics Society, May 3, 2023, jgs.18394. https://doi.org/10.1111/jgs.18394.
https://agsjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jgs.18394
【背景】 高齢者のインターネット利用が長期的に認知に与える影響については、ほとんど知られていない。本研究では、インターネット利用の様々な指標と認知症との関連性を明らかにした。
【研究方法】 Health and Retirement Studyを用いて、50歳から64.9歳の認知症のない成人を最長17.1年（中央値＝7.9年）追跡調査した。認知症になるまでの期間とベースラインのインターネット利用との関連を、遅延入力と共変量を調整した原因別Coxモデルを用いて検討した。また、インターネット利用状況と教育、人種・民族、性別、世代との相互作用についても検討した。さらに、認知症リスクがインターネット常用期間の累積によって異なるかどうかを調べ、高齢期に利用を開始するか継続するかでその後のリスクを変調させるかどうかを検討した。最後に、認知症リスクと1日の利用時間との関連性を検討した。解析は2021年9月から2022年11月にかけて実施された。
【結果の概要】 成人18,154人において、インターネットの定期利用は非定期利用に比べて認知症リスクが約半分になることと関連し、CHR（原因別ハザード比）=0.57、95%CI=0.46-0.71でした。
この関連は、ベースラインでの利用状況の自己選択（CHR=0.54、95%CI=0.41-0.72）およびベースラインでの認知機能低下の兆候（CHR=0.62、95%CI=0.46-0.85）の調整後でも維持された。
常用者と非常用者のリスクの差は、学歴、人種・民族、性別、世代による差はなかった。
また、常時使用期間の長さは、認知症リスクの有意な低下（CHR=0.80、95%CI=0.68-0.95）と関連していた。
しかし、1日の使用時間については、認知症発症率との間にU字型の関係があることが示唆された。
最もリスクが低かったのは、0.1～2時間の利用者であったが、サンプル数が少ないため、有意な推定値ではなかった。
【結論】 インターネット常用者は、非常用者に比べて認知症のリスクが約半分であった。成人期後半にインターネットを長時間常用することは、認知機能障害の遅延と関連していたが、過度の利用による潜在的な悪影響についてはさらなるエビデンスが必要である。
【www.DeepL.com/Translator（無料版）で翻訳しました。】
discussion written with ChatGPT-4
"デジタルデバイド"は、インターネットの利用者と非利用者との間の様々な生活領域における格差を指します。私たちの研究結果は、高齢者の認知健康におけるデジタルデバイドの証拠を示しています。具体的には、インターネットを定期的に利用する成人は、利用しない成人と比較して認知症のリスクが約半分であったという結果が出ています。この結果は、ベースラインの認知機能、インターネット利用の自己選択、自己報告による健康状態、さらに多数の人口統計学的特性を調整した上でのものです。
私たちは、基本的なインターネット利用だけでなく、累積的な利用も調査し、定期的な利用が認知症リスクを低減させるという結果を得ました。これは、晩年のインターネット利用の変化がその後の認知健康を調節する可能性を示唆しています。これまでの認知健康のデジタルデバイドに関する研究は、断面的または短期的な追跡調査に限定されており、ベースラインのインターネット利用だけが考慮されていました。我々は、これらのギャップを埋めるため、認知症のリスクとベースラインのインターネット利用との関連を長期にわたり特定し、利用の変化が後続の認知パフォーマンスにどのように関連しているかを調査しました。
しかし、様々な介入研究では、結果が混在しているため、晩年にどれだけ長く定期的に利用すべきか、オンラインでの活動が認知的な利益をもたらすための時間が明らかになる必要があります。また、オンラインでの日々の活動時間と認知症のリスクとの間にはU字型の関連性があることが見つかりました。過度なオンライン活動が高齢者の認知に対して悪影響を及ぼす可能性があるとの予備的な示唆を提供しています。
さらに、私たちはインターネットが人口レベルでのがあると考えられます。第四に、この研究で調査したインターネット利用の指標は、オンラインでの様々な活動を区別していません。第五に、ベースラインの認知リザーブの残存差が我々の結果を偏らせる可能性があります。しかし、我々はベースラインの認知パフォーマンスと、認知リザーブに関連する多くの特性（すなわち、所得、婚姻状態、健康状態、教育）を制御しています。
まとめると、これらの研究結果は、インターネットの定期的な使用が認知的な長寿と関連している可能性を示しています。それでもなお、さまざまな介入研究では異なる結果が報告されており、高齢期における定期的な利用者である必要な期間や、オンラインでの活動が認知的な利益をもたらすためにどれだけの時間が必要かを明らかにするためには、さらなる研究が必要です。
テレビ視聴と認知症の関連を聞いてみた
Can you please provide me with a paper that examines TV viewing and dementia risk?
PERPLEXITY
Here are five papers that examine the relationship between TV viewing and dementia risk:
"Effects of television viewing on brain structures and risk of dementia in the elderly: Longitudinal analyses"1: This paper examines the association between TV viewing and subsequent risk of dementia in the elderly. The study found that TV viewing in the elderly is associated with a greater decline of various cognitive functions, including verbal working memory, and that there is a divided result of its association with subsequent risk of dementia.
"Moderate-to-high TV viewing in midlife linked to later cognitive and brain health decline"2: This paper examines the relationship between TV viewing during midlife and changes in cognitive function and risk of dementia. The study found that higher amounts of midlife television viewing did not seem to impact dementia risk, but that reducing time spent watching TV may be an important lifestyle modification to support brain health.
"Effects of television viewing on brain structures and risk of dementia in the elderly: Longitudinal analyses"3: This paper investigates the relationship between TV viewing length and risk of all-cause dementia in both male-only and female-only analyses. The study found a significant relationship between TV viewing length and risk of all-cause dementia.
"Watching TV could increase seniors’ risk of dementia, study finds"4: This article reports on a study involving 146,651 adults aged 60 and older who did not have dementia when the study began. After tracking for about a dozen years, 3,507 participants had been diagnosed with dementia. The researchers concluded that reducing cognitively passive sedentary behaviors like TV watching and increasing cognitively active ones like computer use, by even a small amount, may have an impact on reducing the risk of developing dementia.
"Effects of television viewing on brain structures and risk of dementia in the elderly: Longitudinal analyses"5: This paper investigates the associations of TV viewing with subsequent risk of dementia in a longitudinal cohort study of UK Biobank. The study found that TV viewing in the elderly is associated with subsequent greater decline of various cognitive functions including verbal working memory, but results of its association with subsequent risk of dementia were divided.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？