見出し画像

努力すれば中学受験は報われるのか

学力とは
能力×努力+環境
だと思っています。

これを数値化して検証してみたいと思います。

あくまでも検証のための仮定です。

まず、開成合格をラインを7,50,000ポイントとします。

環境要因は特に小学生までに大きく影響してきます。
中学受験に向けた最良の環境とは、おそらく家庭には常に本や図鑑があり、両親も比較的熱心に本や新聞などを読み、自己研鑽に勤しんでおり、旅行も歴史的史跡なとを積極的に回るなどのご家庭だと思われます。
こんなご家庭の環境ポイントは200,000としましょう。

ポイントの低いご家庭とは、夫婦げんかが絶えず両親ともにスマホしか触っていないで、親子の会話がほとんど無いという場合でしょうか。


そして、努力ポイントですがこれは日々の学習量と置き換えて考えます。

小学校低学年の時は1日1時間。
3年間で300時間。
4年生で1日3時間。
5年生で1日4時間
6年生で1日5時間。
1年のうち、300日勉強したと考えます。
トータルの学習時間は4500時間

そして、能力ポイントが130ポイントあるとトータルで785,000ポイントとなり開成合格が可能となります。


もし、二月の勝者の島津家のような場合どうなるのかを考えてみましょう。
この場合、環境ポイントが100,000ポイント。
島津君本人の能力ポイントが140ポイント。
標準的な学習時間だとすると730,000ポイントですので、ぎりぎり足りません。ですが、標準的な学習時間に6年時に30分加算するとトータル751,000ポイントとなり合格ラインを越えられるのです。

では、能力が100ポイントと標準的なお子様の場合は開成合格は可能なのでしょうか。
環境ポイントが標準的な100,000ポイントだと仮定します。
低学年時の学習時間は中学受験に大きく影響はしませんので4年生からの学習時間を4・5年時は2時間、6年時に3時間増やしてみます。
そうすると、トータル750,000ポイントとなりぎりぎり合格となりそうです。

現実的な問題として、標準的な中学受験生より3時間多く勉強することはかなり厳しい事です。ですが、無理に無理を重ねれば不可能ではないかもしれません。
そこが中学受験をさせる親を狂気に走らせる原因だとも言えるのです。

ここでいう能力は概ねIQと同じだと思ってください。
開成レベルの学校となると、IQ130前後の生徒が多く集まっていると思われます。

実際の受験で、入試問題の難易度は偏差値なりに加速度的に上がっていきます。残酷なようですが「この子はどうやってもこの問題は解けるようにならない」と言う事があります。努力を積み重ねただけでは到達できないところがあるのです。

大学受験と比較すると環境と努力によって、変えられる部分が大きいのが中学受験であることは間違いありません。それだけに、保護者は冷静に事を進めていただきたいと思っています。

中学入学後のことについてはこちらに書いています。

こんな方からのご相談をお待ちしています。】
志望校にどうしても合格したい。
頑張っているけど実力が伸びない。
成績の乱高下が激しいなど中学受験に関する悩み事、現在通っている塾や現在の学習方法に関するセカンドオピニオンなどぜひご相談ください。

お問い合わせはこちらのページにて手順・料金などをご確認ください。

ブログ村のランキングに参加してみました。
よろしければクリックしてください。
ブログ村ランキング

サポートをしていただけると大変うれしく思います。毎月の書籍代にあてさせていただきます。